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1~3月の世界スマートフォン出荷、S21好調でSamsungが首位返り咲き──IDC調べ:調査レポート
IDCによる1~3月期の世界スマートフォン市場調査によると、前四半期にAppleに首位を奪われたSamsungが首位を奪還した。Appleは2位。Huaweiはついにトップ5から姿を消した。
米調査会社IDCは4月28日(現地時間)、2021年第1四半期(1~3月)の世界におけるスマートフォン市場に関する調査結果を発表した。メーカー別出荷台数ランキングでは、1月に一部地域でフラグシップ端末「Galaxy S21」シリーズを発売した韓国Samsung Electronicsが首位に返り咲いた。前四半期に「iPhone 12」シリーズを発売し、久しぶりに首位に立った米Appleは2位。
Galaxy S21シリーズの価格を昨年のフラグシップより下げた価格戦略が奏功した。Appleは2位にはなったが、同四半期に5520万台のiPhoneを出荷し、好調だった。
中国Huaweiはついにトップ5から姿を消した。米国の制裁措置が主な原因とIDCは指摘する。そのシェアを奪ったのは同じ中国勢のXiaomi、OPPO、vivoで、それぞれ3位、4位、5位になった。
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スマートフォン市場全体の回復ペースが加速しており、総出荷台数は前年比25.5%増の約3億4600万台だった。中国が最も急成長しており30%増だった。前年同期はコロナ禍でスマートフォン史上最悪の四半期の1つではあったが、2019年代1四半期と比較しても11%増。IDCは「パンデミックから生まれたスマートフォンの新たな使い方を多くの消費者が引き継ぎ、パンデミック後の世界でもそれが続く」と予想した。
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