Opensignalが4キャリアのネットワーク品質を調査 ビデオやゲームの体験はソフトバンクが優秀
全世界のモバイルネットワークを分析する英Opensignalが、5月11日に「2021年4月-日本のモバイルネットワークエクスペリエンスについての分析報告書」を発表した。
英Opensignalが、5月11日に「2021年4月-日本のモバイルネットワークエクスペリエンスについての分析報告書」を発表した。世界1億台以上のデバイスから収集されたた数十億の測定値を使用し、全世界のモバイルネットワークエクスペリエンスを分析したものとなる。
ビデオ体験でアワードを受賞したのは前回79.1 (100点満点中) から80ポイントになったソフトバンクだが、楽天も64.9ポイントから68.7、NTTドコモも77.2ポイントから78.8に向上している。au、NTTドコモ、ソフトバンクはいずれも「優秀」、楽天は「非常によい」という評価となった。
ゲーム体験でも、ソフトバンクが82.7と競合を3ポイント以上リード。同社の前回レポートでソフトバンクと0.3ポイント差だったNTTドコモは差が開いた一方、楽天は今回79.1ポイントとauやNTTドコモとの差が縮まっている。
平均ダウンロード速度のアワードはauの49.1Mbps、ソフトバンクの42.1Mbps、楽天の20.7Mbpsを抑えて54.5MbpsのNTTドコモが獲得。順位は前回と変わらないが、NTTドコモは52.3Mbpsから54.5Mbpsへと速度が向上している。平均アップロード速度ではNTTドコモの9.9Mbpsを抑え、楽天がで11.6Mbpsで1位となった。
4Gネットワークの利用率は、auが99.7%のスコアで1位に。どの通信事業者も100%の満点スコアに近い、非常に高い4G利用率となっている。
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