調査リポート
シニアのiPhoneユーザーはウイルス対策率が低め ドコモが調査
NTTドコモのモバイル社会研究所が、シニア層のスマホセキュリティ対策に関する調査結果を発表。OS別に見ると、のぞき見対策はAndroid所有者、ウィルス対策はiPhone所有者の実施率が低い傾向にあった。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、10月22日にシニア層のスマホセキュリティ対策に関する調査結果を発表した。
2021年1月に実施したスマートフォン所有者を対象としたセキュリティに関する調査結果で、シニア層のセキュリティ対策が低いことが明らかとなった。さらに分析したところ、シニア世代は「身元不明なアプリはダウンロードしない」や「有料ウィルス対策」などは若中年層より対策をしている一方、「画面ロック」などの「のぞき見対策」の実施率が低い傾向にある。
OS別に見ると、Android所有者は画面ロックなどのぞき見対策、iPhone所有者はウィルス対策ソフトの利用などウィルス対策の実施率が低い。シニアのスマホ所有は7割を超えたが、セキュリティへの不安があっても実施方法が分からないなどの要因が推測できる。
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