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ドコモとJTOWER、インフラシェアリングで連携強化 5Gエリアの早期拡大へ
NTTドコモとJTOWERは、インフラシェアリング活用での連携強化を目的とする資本業務提携を決定。経済的な5Gネットワークを構築と、早期エリア展開に向けて取り組んでいく。
NTTドコモとJTOWERは、11月22日にインフラシェアリング活用での連携強化を目的とする資本業務提携を決定。NTTドコモは日本電信電話が保有するJTOWER株式の一部を取得し、議決権比率2.5%の株主になるという。
NTTドコモは、2016年からJTOWERの屋内4Gインフラシェアリング・ソリューション(IBS)を利用し、全国へ利用を拡大。5Gネットワーク整備でも2020年10月から利用を開始した他、屋外設備として西新宿エリアに展開するスマートポールも利用してきた。
両社は本提携を通じて技術や知見を共有し、屋内外の新規設備構築や既存鉄塔の有効利用に向けたインフラシェアリングの推進で経済的な5Gネットワークを構築。設備投資、コスト、消費電力やインフラ設備のスペースを削減し、早期エリア展開に向け取り組んでいく。
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