調査リポート

約6割の親が子どものスマホを取り上げた経験あり 理由は?――Hameeが調査

Hameeは、小学生の子どもにスマホを持たせる親550人を対象とした「小学生の親子におけるスマホ利用実態調査」を実施。約6割の親が子どものスマホを取り上げた経験があり、理由は「就寝時間を超えた利用」などが挙がった。

 Hameeは、11月24日に「小学生の親子におけるスマホ利用実態調査」の結果を発表した。対象条件は小学生の子どもにスマホを持たせている20代~40代の男女で、調査期間は11月5日~11月11日。

 事前調査で「小学校在学中の子どもがいる」と回答した7780人へ小学生の子どもにスマホや携帯電話を持たせているか聞くと、最多は「持たせていない」(48.1%)となった。次いで「大人用スマホ」(22.5%)、「子ども用スマホ」(11.2%)「契約切れスマホ」(10.3%)となり、スマホ本体を持たせている親は約4割(44%)となる。


小学生の子どもにスマホや携帯電話を持たせているか

 この事前調査で「小学生の子どもへスマホを持たせる」と答えた親550人へ「子どもに何歳からスマホを持たせているか」と聞いた。「小学1年生(6~7歳)」(21.2%)が最多で、次いで「小学2年生(7~8歳)」(11.9%)「小学3年生(8~9歳)」(16.3%)となり、約半数(49.4%)が小学1年生~3年生のうちにスマホを持たせていることが分かった。

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小学生の子どもに何歳からスマホを持たせているか

 持たせるようになった理由の最多は「子どもが欲しがったから」(36.9%)で、次いで「周りの子どもが持つようになったから」(36.2%)、「塾や習い事に通い始めたから」(35.3%)、「事件・事故・災害など緊急時の連絡用」(30.2%)と防犯や見守り目的の理由も多くなっている。


持たせるようになった理由

 心配ごとの最多は「スマホの長時間利用やスマホ依存」(61.8%)、「視力低下」(55.5%)「学力・成績の低下」(42.5%)で、対策や制限については「家庭内でルールを作っている」(61.8%)、「フィルタリングサービスやスマホ制限アプリを利用」(59.6%)が上位で、約6割が何らかの対策を講じている。


子どものスマホ利用で心配なこと

 子どものスマホを取り上げたことが「ある」のは60.7%で、理由の上位は「約束の就寝時間を超えてスマホを利用していた」(52.0%)、「長時間利用」(47.4%)、「勉強しながらスマホを利用していた」(46.5%)。その後の様子を聞くと「子どもが取り上げられたことに納得せず、関係が険悪になった」(44.6%)が最多で、次いで「子どもがもう一度利用したいというので、ルールを決めた上で利用することを許可した」(43.7%)、「子どもが取り上げられたことに納得して利用しなくなった」(42.2%)となった。


子どもからスマホを取り上げた理由

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