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「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」サービス開始 何が必要? どうすれば使える?(3/3 ページ)

デジタル庁と厚生労働省が、新型コロナウイルスのワクチン接種の証明書として利用できるアプリの配信と運用を開始した。アプリの概要と、アプリの使い始め方を簡単に紹介する。

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アプリのセットアップ方法

 新型コロナワクチン接種証明書アプリの利用を開始する手順は、Android版もiOS(iPhone版)も変わらない。具体的には以下の通りだ(★印が付いている手順は、海外用証明書を発行する場合のみ)。

  1. アプリをダウンロードする(Android版iOS版
  2. アプリを起動する
  3. アプリの紹介の5ページ目にある利用規約をよく読み、「同意する」にチェックを入れてから「次へ進む」をタップ
  4. トップ画面が表示されたら「接種証明書を発行する」をタップ
  5. 必要な接種証明書のスイッチを入れて「次へ進む」をタップ
  6. マイナンバーカードの「券面事項入力補助用パスワード」(4桁)を入力して「次へ」をタップ(※5)
  7. 注意事項をよく読んで「OK」をタップ
  8. スマホにマイナンバーカードを当てて読み取る
  9. 氏名、生年月日、性別、住所が正しいことを確認して「次へ進む」をタップ
  10. パスポートの読み取りに関する注意を読んで「次へ進む」をタップ★
  11. パスポートの本人情報ページをカメラで撮影する★
  12. 氏名(ローマ字)、旅券番号、生年月日(米国様式)、国籍・地域が正しく読み取れていることを確認して「次へ進む」をタップ★
  13. 接種情報を取得する市区町村(※6)が正しく選択されていることを確認して「ワクチン接種記録を検索」をタップ
  14. 表示された接種記録が正しいことを確認して「発行する」をタップ

 証明書の発行が終わるとトップ画面に戻り、希望した証明書の概要が表示される。これでセットアップは完了だ。

(※5)受け取り手続き時に登録した4桁の数字。忘れた場合は市区町村の指定する窓口で教えてもらえる(本人確認書類が必要)
(※6)基本的には住民票を登録している市区町村を選択すればよい。ただし、12月20日現在対応が間に合っていない市区町村もあるデジタル庁のWebサイトで対応状況を確認可能)

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アプリの説明は分かりやすく、画面の表示に従えば簡単に手順を進められる。ただし、本文の注釈に記した通り、一部の市区町村は対応が間に合っていないため、アプリで証明書を発行できない可能性がある

アプリで接種証明書を発行できないケースもある

 先述の通り、新型コロナワクチン接種証明書アプリで表示される接種証明書は、市区町村が書面で発行した証明書と同じ法的効力を持つ。申請書などのやりとりをしなくて済むため、非常に利便性は高い。

 ただし、12月20日現在において、以下のいずれかに当てはまる人は、アプリによる証明書発行ができない。接種証明書が必要な場合は、住民票のある市区町村に相談してほしい。

  • 住民票がアプリでの証明書発行に対応していない市区町村にある場合(参考リンク
  • マイナンバーカードに旧姓を併記している場合
  • 旅券に旧姓、別姓、別名が併記されている場合(海外用証明書のみ)
  • 旅券以外での渡航文章で申請したい場合(海外用証明書のみ)
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