Huawei、縦折りスマホ「P50 Pocket」中国で発売 通知用円形窓付き
Huaweiは、縦方向に折りたたむスマートフォン「P50 Pocket」を中国で発売する。価格は8988元(約16万円)から。外側に円形の窓があり、畳んだまま様々な情報を確認できる。
中国Huaweiは12月23日(現地時間)、縦方向に折りたたむスマートフォン「Huawei P50 Pocket」を発表した。中国で同日発売する。価格は8988元(約16万円)から。中国以外での販売予定は不明だ。
【訂正:2021年12月24日18時00分 初出時、価格を「8988円」としていましたが、正しくは「8988元」です。おわびして訂正いたします。】
6月に発表したフラグシップ端末「P50」の「レガシーを受け継ぐだけでなく、折りたたみ設計、イメージング技術、ユーザー体験を全面的にアップグレードした」という。
女性の化粧コンパクトのようなきらびやかなデザインは、オランダのファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペン氏によるもの。
Huaweiの折りたたみ端末としては3代目だが、縦折り式は初めてだ。開いたディスプレイのサイズは6.9型で比率は21:9、リフレッシュレートは120Hz。重さは190g、折りたたんだ状態の厚さは15.2mm、開いた状態では7.2mmとかなり薄い。発表イベントでは韓国Samsung Electronicsの「Galaxy Z Flip3」と比較し、薄い上に折りたたんだ状態で隙間がないことを強調した。
外側にはレンズの上に1型円形の小さなディスプレイがあり、ここで様々な通知やウィジェットを表示する他、閉じた状態でのセルフィー撮影のファインダー代わりにもなる。
その他の主なスペックは、OSは「EMUI 12」、プロセッサはQualcommの「Snapdragon 888 4G」、メモリ+ストレージは8GB+256GBあるいは12GB+512GB、アウトカメラは4000万画素のメイン、1300万画素の超広角、3200万画素のスペクトルカメラのトリプルで、折りたたんた状態でも使える。インカメラは1070万画素の広角1台。バッテリーは4000mAh。
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