ミッドレンジ「AQUOS sense6」のカメラ機能はどう? 「AQUOS R6」との比較も(2/4 ページ)
ミドルクラスで人気のAndroidスマホといえば「AQUOS Sense」シリーズ。その最新モデル「AQUOS Sense6」が2021年11月に発売されたが、カメラの使い心地はどうだろうか。同じくシャープ製「AQUOS R6」と撮り比べてみた。
ガスタンクは遠景だったので次は近距離。峠の釜めし(ただし、釜にははいってないけど)を真上から撮ってみた。AQUOS R6の方が描写は柔らかいけど、sense6はくっきりしてて色も濃い。どっちがいいかは好みかも。
AQUOS sense6の方が優れているのは撮影距離。AQUOS R6は大きなセンサーを薄いボディーにおさめていることもあり、撮影最短距離が長いのだ。近寄ろうとすると「もう少し離れて撮影してください」とすぐ言われる。
ただ背景のボケ具合とかはさすがセンサーサイズが大きなR6の方がいいし、階調もやわらかい。
続いて「背景ぼかし」対決。ポートレートじゃなくて「背景ぼかし」って名前になっているのがいいよね。その方が機能がはっきりしていて誤解されにくい。「ポートレート」ってもともと肖像画や肖像写真(人物写真)を指す言葉だから。
次の2枚は同じ位置から撮っているのだけど、AQUOS R6は背景ぼかしにすると1.5xになるので画角に差が出ている。で、よく見るとAQUOS sense6の方が優秀。スノウマンの右手を見ると分かる。ここはトリプルカメラの優位性が出たのかも。
ナイトモードも行ってみよう。これはAQUOS R6の方が自然かな。sense6は人工的に作った感がちょっと出てしまっている。でもどっちもイルミネーションが白トビしないでがんばって抑えられている。特にR6はセンサーの優秀さが出たのかも。
と、幾つかのシーンで撮り比べてみた。AQUOS sense6の4800万画素の広角カメラはけっこう優秀で、R6の1型センサーはセンサー性能の違いで色や階調の豊かさで勝るけれども、通常の利用ではsense6も負けていない。
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