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ファミマ、中古携帯の回収を終了 想定を超える台数が持ち込まれたため

ファミリーマートは中古携帯電話を回収するサービスの受け付けを終了した。携帯電話を都内の25店舗に持ち込めば、ファミリーマートで利用可能な1000円分のクーポンがもらえた。想定を上回る台数が持ち込まれたことから、開始3日後の12日に中止した。

 伊藤忠商事の子会社、ファミリーマートは中古携帯電話を回収するサービスの受け付けを終了した。


伊藤忠商事のプレスリリース

 サービスの内容は不要になった携帯電話を都内の25店舗に持ち込めば、ファミリーマートで利用可能な1000円分のクーポンがもらえるというもので、伊藤忠商事が2月9日に始めた。データ削除は同社グループ傘下のBelongが行い、リサイクル事業者に引き渡して貴金属の取り出しや廃棄に回すことも明らかにしていた。

 しかし、開始後にプレスリリースを発出したところ、問い合わせが殺到し、想定を上回る台数が持ち込まれたことから、開始3日後の12日に中止した。その際、受付体制を見直すとしていたが、17日に終了を発表した。

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Belongは中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」を運営する企業でもある

 使われずに自宅に眠る「埋蔵携帯」は2021年時点で2.7億台あり、その価値は3兆円に上るといわれている。再利用可能な資産として価値が注目されており、埋蔵携帯が金メダルに生まれ変わるとの見方もある。


ゲオホールディングスでは「埋蔵携帯に含まれる金で約110万個の金メダルが製作可能」との考えを明らかにしている

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