調査リポート
10~20代の約6割が「SNS」で生活情報を収集――ドコモ「モバイル社会研究所」がメディア利用動向を調査
NTTドコモのモバイル社会研究所が、日常的に生活情報を得ているメディアについて調査した。情報源としては「テレビ」が全体で46%と一番多かったが、10~20代では約6割がトップの情報源として「SNS」を挙げた。
NTTドコモのモバイル社会研究所は3月23日、「週1回以上アクセス(視聴)して日常的に生活情報を得ているメディア」に関する調査の結果を発表した。調査対象は、スマートフォンまたはケータイ(フィーチャーフォン)を所有する全国の15~79歳の男女で、有効回答数は8837件となっている。
2014年からの推移を見てみると、常に「テレビ」の利用割合が最も多く、毎年約4~5割がテレビから日常的に生活情報を得ている。一方、年を追うごとに「新聞」は緩やかに減少し、2014年の46.5%から2021年には21.0%まで低下している。「SNS」の利用割合は年々増加傾向にあり、2021年には約3割が利用している。
年代別で見ると、50~70代の約5割はテレビ、10~20代の約6割はSNS、30~40代の約5割はWebサイト/アプリとなった。年齢が高くなるにつれてSNSの割合が下がった一方、60代の約3割、70代の約4割が新聞から生活情報を得ていることが分かった。
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職業別では、テレビから日常的に生活情報を得ているのは専業主婦(主夫)、自由業、パート/アルバイトが約5割。学生はSNSが約6割となり、テレビは4割以下となる。
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