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iPhoneのカメラを横向きにして「シャッターボタン以外」で撮影する方法iPhone Tips

iPhoneの「カメラ」では、画面内に表示される白い丸のシャッターボタン以外にも「音量を上げるボタン」でシャッターを切れる。実物のカメラを使っているようでユニークな機能だが、近くのものを撮影する場合に意外と有効だ。

 iPhoneの「カメラ」アプリでは通常白い丸のシャッターボタンをタップしてシャッターを切ると思うが、「音量を上げる」ボタンを押してもシャッターを切れる。これを利用すると、特に近くの小さいものを撮影するとき、さらに低い位置から撮影できるようになる。

 横持ちで物理ボタンを押してシャッターを切るのは、実物のカメラのようで少し楽しい。カチッと押した感触と共にシャッターを切れるため、こちらの操作が気に入る人も多そうだ。


音量を上げるボタンでシャッターを切る。音量を下げるボタンでは機能しない

 風景を撮る場合はあまり関係ないが、iPhoneの左右を持ち替えるとカメラの位置が変わるため、近くのものを撮影してみるとインカメラを右側にして持った方が低い位置で撮影できる。実際に同じ位置、同じ持ち方でiPhoneの左右を変えた場合を確認してみよう。

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iPhoneのインカメラを左にして持って撮影したフィギュア「てのりフレンズ5」のチンチラ Copyright (C)BANDAI

逆にインカメラを右にして撮影した場合。被写体との距離は50mm前後だが、同じ場所で撮ると大きく結果が異なる

 筆者は活動の性質から小さいフィギュアやプラモデルを撮影することが多く、カメラ以外にもSNS投稿のためにiPhoneを使うことがある。そこで低い位置から撮影しようと、iPhoneを持ち替えてカメラの位置を変えることも多い。「もっと低い位置で撮影したい」と思ったとき、音量ボタンでシャッターを切るついでにこの性質を思い出してもらえるとうれしい。

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