iOS 16の新ロック画面で注目すべき4つの設定(2/2 ページ)
米Appleが開発者向けカンファレンス「WWDC22」で発表したiPhone向けの新OS「iOS 16」。新しいロック画面でこれまで以上に壁紙、時計や日付をカスタマイズできるようになった。その具体的な内容と使い方をおさらいしたい。
ウィジェットの配置方法
3つ目はApple Watchのコンプリケーションから着想を得たというウィジェットも配置できること。予定、天気、バッテリー残量、アラームなどの情報をロック画面でまとめて確認できる。
同氏によれば、写真の人物をスライドして、「+」マークをタップすれば、ウィジェットのギャラリーが開けるという。人物ではなくモノが被写体として写っている場合については語られていないので、この辺りは実機で試さないと分からない。
ウィジェットのギャラリーから気温、アクティビティリングを追加し、さらにカレンダーのウィジェットをドラッグして、空きスペースへ移動させると、1段に気温、アクティビティリング、カレンダーが並び、それらをひと目で確認できるようになる。
一通りの編集作業を終えたら「Done」をタップする。
新しい壁紙は「Add New Wallpaper」から選べる。壁紙の選択肢は豊富で、何百通りもの組み合わせを活用し、自分に合う壁紙やウィジェットをカスタマイズできる。
例えば、「写真シャッフル」では事前に選んだ一連の写真を1日中シャッフルして、ロック画面に表示することが可能だ。ロック画面に合う家族のベストショットなど、個人のライブラリから賢く写真を選ぶ「提案された写真」もある。
現在地の気象情報を示す「天気」を選ぶと、豪雨や雷といった情報をアニメーションとともに分かりやすく表示できる。「絵文字」「プライド」「アストロノミー」も選べる。
最後の4つ目は通知内容を画面下部から表示するように再設計したこと。これまでは多くの通知が届くと、それらが上から下までずらりと並ぶため、せっかくの壁紙が通知の後ろに隠れてしまった。
これがiOS 16の新しいロック画面では通知を重ねるようにして下に表示でき、壁紙が隠れずに済む。多くの通知を1日中、非表示にすることもできるため、これまで以上にロック画面が見やすくなると同氏は言う。
ロック画面の下から上に向かってスワイプすると、これまで同様、ホーム画面に推移する。
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