連載
直訳すると「青歯」……「Bluetooth」ってどんな意味?:モバイルIT用語辞典
ワイヤレスイヤフォンをはじめとしたさまざまな無線機器で使う「Bluetooth」は、どのような言葉を由来としているのだろうか。何げなく使用している規格についても紹介する。
ワイヤレスイヤフォンをはじめ、さまざまな無線機器で使用されている規格「Bluetooth」。一部では直訳して「青歯」と略するユーザーもいるが、実在したスウェーデンの王ハーラル・ブロタン・ゴームソン(Harald Blatand Gormsen)に見られた失活歯が青かったことで「青歯の王」と呼ばれ、同人がノルウェーとデンマークを統合した=無線機器の統合規格となることを願ってEricsson技術者が名付けたという。
Microsoft、Lenovo、Intel、Apple、Ericsson、Nokia、東芝が重要な出資企業(プロモーター)として参画するBluetooth SIGが開発した近距離無線通信の規格で、IEEE規格ではIEEE 802.15.1の規格名を持ち、2.4GHz帯を使用する。
Bluetooth Basic Rate(BR)/Enhanced Data Rate(EDR)、Bluetooth Low Energy(LE)から構成され、2016年の機能追加「5.0」でLEの到達距離が125kbpsで400mへ延長され、2019年の「5.1」ではペアリングしたBluetooth機器の方向を探知する機能が追加された。
advertisement
関連記事
スマホに挿す「SIM」って何の略語?
日常的に使っていても、いざ「どんな意味?」と聞かれると分からないIT用語。今回はスマホに差して使う「SIM」について紹介する。毎日接続する「Wi-Fi」、どんな意味?
家や駅、勤務先などで接続することが多い「Wi-Fi」。よく口にする言葉でもあるが、何の略語か、どんな意味なのかを考えることは少ない。そもそも本当に略語なのだろうか。Bluetooth SIG、複数人でサウンドを共有できる「Auracast ブロードキャスト オーディオ」発表
Bluetooth Special Interest Groupは、米国時間6月8日に「Auracast ブロードキャスト オーディオ」を発表。対応機器を利用し、再生中の音楽を複数人で共有できるようになる。新型コロナの影響でBluetooth市場は鈍化 その中でも成長した分野は?
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、Bluetoothデバイスの年間出荷台数は伸び悩んでいるが、堅調な成長を続けている。特にウェアラブルやスマートホーム分野は非常に好調だという。オーディオ分野ではBluetoothヘッドフォンが成長をけん引している。iPhoneとBluetooth機器を接続できない
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.