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UQコミュニケーションズ、一部WiMAX 2+帯域の5Gへの「転用」開始を延期 2022年12月以降に
UQコミュニケーションズが9月から順次進める予定だった一部WiMAX 2+帯域の5Gサービスへの転用開始が2022年12月以降に延期されることになった。帯域の削減により、WiMAX 2+の最大通信速度(理論値)は半減する。
UQコミュニケーションズは8月19日、2.5GHz帯を利用する5G通信サービスの提供開始を2022年12月以降に延期することを発表した。当初は9月1日から順次提供する予定だった。
転用後はWiMAX 2+の最大速度が“半減”
同社では、保有する周波数帯の利用効率を高めるため、東名阪エリアの主要都市から順次、WiMAX 2+で利用している2.5GHz帯の一部を5G通信サービスに転用する計画を立てている。これに伴い、WiMAX 2+の下り最大通信速度(理論値)が440Mbpsから220Mbpsに“半減”する予定となっている。
通信速度が順次低下することを受けて、同社と同社回線を利用するMVNO(KDDIと沖縄セルラー電話を含む)では、WiMAX+5G(au 5G)対応ルーターへの契約移行(変更)を優遇するキャンペーンを実施している。
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5Gへの転用によってWiMAX 2+の最大通信速度(理論値)が減少する予定のエリアは、Webサイトから確認できる。東京23区近郊では山手線内や繁華街が主な対象で、住宅街は対象外となっているケースが多いようだ
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