UQコミュニケーションズが「WiMAX +5G」の通信制限ポリシーを一部変更 大量通信ユーザーにおける混雑時間帯の制限を弾力化
UQコミュニケーションズの「WiMAX +5G」が、当日を除く直近3日間で15GB以上通信した場合の通信速度制限について、具体的なしきい値の設定と、しきい値超過時の一律適用を撤廃することになった。ただし、短期間で大量に通信した場合における速度制限の可能性が無くなるわけではないため気を付けよう。
UQコミュニケーションズは2月1日から、BWA(ワイヤレスブロードバンド)サービス「WiMAX +5G」における通信制限のポリシーを一部変更した。変更後のポリシーは、au(KDDIと沖縄セルラー電話)を含む同社回線を利用するMVNOサービスにも適用される。
変更の概要
従来、WiMAX +5Gサービスでは当日を除く直近3日間に15GB以上のデータ通信を行うと、一律で翌日の混雑時間帯(※1)に上下最大1Mbps程度の通信速度制限が掛かるようになっていた(参考記事)。
(※1)制限に抵触した翌日の18時頃〜翌々日の2時頃まで
2月1日からは、「お客さまのご利用状況をふまえ」て以下の点が変更される。
- 通信容量における具体的なしきい値の撤廃
- しきい値に達した場合の一律制限の撤廃
簡単にいうと、混雑時間帯に速度制限を行うかどうかは、ネットワークの状況次第で決定するという運用に変更された。ただし、制限を“全く掛けない”と言っているわけではないので、極端に大容量な通信を行うと、速度制限を掛けられる可能性は高いだろう。
なお、UQコミュニケーションズでは、通信速度の制限対象となった場合に、制限当日の13時までに通知を行うサービスを提供している。UQコミュニケーションズと直接契約しているユーザーはもちろん、au以外のMVNOが提供するWiMAX +5Gサービスのユーザーも利用できるので、通信制限が気になるという人は登録しておきたい。
- →データ量通知サービス(UQコミュニケーションズ)
プラスエリアモードにおける制限は変わらず
WiMAX +5Gでは、より広いエリアで利用できる「プラスエリアモード」が用意されている。このモードを使った通信には月間15GB(契約条件によっては30GB)の通信容量制限が設けられているが、この条件は引き続き有効なので、プラスエリアモードを利用しているユーザーは留意しよう。
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