レビュー

「ウェアラブルファン」でどれだけ涼しくなる? 炎天下で3製品を試した結果(2/3 ページ)

8月も下旬だというのに、厳しい残暑が続く。ポータブルファンやペルチェ素子を使った冷却グッズのおかげで暑い日の外出は少し楽になっているが、これらの冷却グッズの中でもモバイルバッテリー機能を持ったものにスポットを当て、実際に使ってみた。

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ウエストハングタイプのCheergo ベルトファン

 続いては「Cheergo ベルトファン」です。Amazonでの販売価格は3599円で評価の星は3.5となっていました。


Cheergo ベルトファン

 前後に下向きと上向きのクリップが付いていて、装着箇所に応じて使い分けられます。製品説明では、「ダブルクリップ」と表現していました。


前面と背面にそれぞれ上向きと下向きのクリップが付属。かなり分厚いということも写真から分かります

 吸気口は底面にあります。腰かけタイプのベルトファンで気を付けたいのは、実は吸気口の位置だと個人的には考えています。というのも、もしクリップと反対側の側面(ほとんどの場合前面)にあると、衣服が吸気を阻害してしまうからです。そのため、底面に吸気口のあるCheergo ベルトファンは期待大です。

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吸気口は底面にあります

 また、ネックストラップが付属していて、取り付ければ首かけ式として使うこともできます。


長さ調節できるリボンタイプのネックストラップ付き

 ユニークなのは、LEDライトを搭載しているところでしょう。ライト専用のボタンを押すことでオンオフを切り替えられます。


LEDライトをつけたところ。光量の切り替えは不可

 バッテリー容量は驚異の9600mAh。本体への充電はUSB Type-Cですが、満充電までの時間は記載されていませんでした。電源ボタンを押すことで弱中強の風量を切り替えられ、弱モードで7時間、強モードで4時間動作するとのこと。Type-A端子を使ってモバイルバッテリーとして使うこともでき、入出力ともに5V/2Aとなっていました。


バッテリー容量が大きいからか、299gと重量級の重さです。装着時には、ボトムスがずり落ちてこないように工夫が必要でしょう

手前に見えるのが、モバイルバッテリー機能で使うUSB Type-A端子

 早速使ってみましょう。

 と、その前にCheergoベルトファンの電源を自宅で入れてみましたが、かなり強力な風量。弱モードでも、BRUNO ウェアラブルファンの強モードと同レベルだと感じました。

 こちらのアイテムは、ウエストに装着するタイプなので、ウエストラインと脇の中間地点を測定することにしました。


だいたいこの位置で測定

左が装着前、右が装着して数分経過後。セ氏27.7度からセ氏26.9度に

 風量の強さから、「これは期待できる」と思っていたのですが、予想以上に温度が下がリませんでした。ファンが発する熱のためか、バックパックを背負っているからなのか不明ですが……。

 数値には現れなかったのは残念ですが、実際には風が衣服の中を通り抜けて涼しく感じられました。カバンを手持ちする人であれば、ぜひとも背中側に取り付けて、風を感じてほしいところです。


もちろん、バッテリーとしても機能します

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