スマホ・ケータイが熱い!! でもやってはいけない「3つのこと」
暑い日が続きます。カメラ撮影や動画視聴を長時間使うと、スマートフォンや携帯電話も熱くなります。が、冷ますためにやってはいけないこともあります。
「記録的猛暑」を含め、暑い日が続く今日この頃。カメラを長時間撮影したり、高解像度の動画を長時間見たりするなど、スマートフォンや携帯電話に長時間の負荷を掛けると、発熱で機能制限がかかることがあります。
筆者も最近、冷房のない屋内で手持ちのスマホのOSバージョンアップをした所、バージョンアップ後のシステム最適化で本体が熱くなり、画面輝度が強制的に落とされてしまいました。
また炎天下のもと、iPhoneでこれみよがしに写真を撮っていた所、警告表示が出てしばらく使えなくなってしまいました。
発熱でスマホや携帯電話に機能制限がかかった場合、すぐに発熱を収めて機能回復させたいですよね。でも、速く冷ましたいからといって、やってはいけないこともあります。
やっちゃダメその1:氷や保冷剤で冷やすこと
スマホや携帯電話が熱くなると、真っ先に試したくなるのが氷や保冷剤で冷やすという方法。この方法なら、熱くなった端末をすぐ冷ませる……のですが端末の内側で“結露”する可能性があるのでやってはいけません。
これは防水端末でも同様です。防水端末の“防水”は端末外側の真水(または水道水)に対する防水であって、端末内部の基盤類は防水とは限らず、結露が原因で故障してしまうことがあるのです。
結露した場合、端末内部の「水ぬれ反応シール」が反応してしまう場合があります。このシールが赤く染まるなど異常がある場合、端末が「水没」したとみなされ故障時の修理を拒否されたり、修理可能でも代金が高額になったりすることもあります。
リスクを避ける観点でも、氷や保冷剤で冷やすのはやめましょう。もちろん、冷え冷えの氷水もダメです。
やっちゃダメその2:流水で冷やすこと
結露の主な原因は「温度差」と「湿度」にあります。であれば、「防水端末なら温度差がより小さい水道水をかけながせばいいのではないか」と思いがちです。
しかし、端末の内部の温度が高い状態だと、水道水との温度差が大きくなり、結露の原因となりえます。よって、流水で冷やすのも控えましょう。
やっちゃダメその3:エアコンや冷蔵庫・冷凍庫で冷やすこと
「水や氷がダメなら、風はどう?」という声も聞こえてきそうです。そこで出てくるのがエアコンの風を直接ぶつける冷却方法です。とりわけ、自動車ではエアコンの吹き出し口にカップホルダーを着けて、そこにスマホや携帯電話を入れて冷やそう……なんて考えるかもしれません。
しかし、エアコンの吹き出し口が結露することがあることからも分かる通り、エアコンの冷たい風も、端末内部の結露の原因となりうるので良くありません。
エアコンの冷風を直接吹きかけて冷やすのはやめましょう。エアコンと同様の理由から、冷蔵庫や冷凍庫で冷やすのもダメです。
じゃあ、どうすれば……?
「なら端末を冷やすにはどうしたらいいの?」って声が聞こえてきそうです。
基本は自然に冷やすこと。端末が熱くなったら、以下の行動を取りましょう。
- スマホのケースを外す(冷えるのが少し速くなります)
- 充電をやめる(充電中の場合:バッテリーも充電中は熱くなります)
- 画面を消す(ディスプレイも発熱の原因です)
- アプリを終了する(特に処理負荷の大きいものは効果てきめん)
- 日陰に移動する
冷やすスピードを少しでも上げたいなら、結露(≒急激な温度変化)の心配のない、うちわや扇風機の風を当てる程度にしておきましょう。
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