メインカメラが大幅に強化された「iPhone 14 Pro」 4800万画素の実力はいかに?:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)
毎年恒例、新型iPhoneのカメラレビューの季節がやってきた。今回レビューする「iPhone 14 Pro」のカメラは、今までよりセンサーサイズが大きくなっただけでなく「4800万画素で撮影」できるようになった。
超広角と3x望遠はどう?
メインカメラの話だけで終わるのもいかんので、残りの2つを。実は超広角カメラもiPhone 13 Proより強化され、センサーサイズが少し大きくなっている。
その分画質も上がっている。
風景のような写真だとあまり差はないけど、マクロ撮影モードで効いてくる。マクロ撮影時は超広角カメラにしれっと切り替わるからね。
こちらはカットしたカボチャのマクロ撮影。このようにちょっと手暗がり(ぐぐっと寄るとiPhone自身の影が落ちやすいのだ)でもけっこうイケる。これはiPhone 13 Proより進化した点だ。
でも影がちょっと気になるよねってことでLEDフラッシュを光らせてみた。これが意外にイケるので、試しに強制発光させてみるのもいい。
3倍の望遠カメラはiPhone 13 Proと変わらない。
超広角カメラとメインカメラが進化した分、3倍望遠カメラももうちょっと進化してほしかったかなという気はする。
ポートレートモードはつい前ボケを狙っちゃうよね
ポートレートモードはiOS 16で前ボケもOKになった、というのがトピックで、これはiPhone 13 Proでも問題なく味わえる。
iPhone 14 Proが13 Proと違うのは2xでのポートレートが可能になったこと。というわけで、誰もが最初に思い付きそうな前ボケ遊びである。
手前もボカせることで今までは撮れなかった写真が撮れるようになる。例えばこんな写真だ。2xのポートレートモードで撮影した。デジタル一眼の標準レンズで撮ったときの雰囲気が出ている。
ポートレートモードは複雑な処理が入る分、通常の写真モードよりちょっとレスポンスは悪くなるが、今まで以上にいろんなシーンで使えそうだ。
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