Googleマップで特定スポットの“雰囲気チェック”可能に 進化したライブビューも
米Googleは、9月29日に「Search On‘22」で発表した新たなGoogleマップ機能について紹介。事前にエリアの雰囲気をチェックする機能や250以上のランドマークの空中写真公開、進化したライブビューなどが利用できるようになる。
米Googleは、9月29日に「Search On‘22」で発表した新たなGoogleマップ機能について紹介した。
調べたいエリアを選択すると、ユーザーが提供する写真や情報などによってスポットや見どころが地図上に表示される機能が新登場。その地域がおしゃれな雰囲気か、地元の人気スポットがどこかなどの情報を事前に確認できるようになる。
本機能はAIとGoogleマップユーザーから提供された毎日2000万件以上のクチコミ、写真、ビデオなどの投稿を組み合わせたもので、今後AndroidとiOSで展開する予定だ。あわせて、東京タワーやアクロポリスなど世界のランドマークを立体的に表現した250以上の空中写真も公開した。
また天候、交通、混雑状況などの情報を重ね、その地域を多次元ビューで見ることができる新機能を発表。予測モデリングを用いて対象エリアの過去の傾向を自動的に学習し、明日、来週、来月に該当地域がどのような状態になるかを予測できるようにするという。
具体的にはサンフランシスコにあるオラクルパークに行きたいと思った際、駐車場や入り口の場所、試合当日の天候が肌寒いかどうか、近くのレストランの場所と中の様子、混雑具合の予測など、その日の計画を立てるのに必要な情報を確認できる。まずは東京、ロサンゼルス、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコを対象に、Android/iOSで公開する予定。
スマートフォンのカメラをかざして現在地の上に矢印と方向を重ね合わせ、移動をサポートする「ライブビュー」では、歩きながらルートを確認する方法を一新。例えば、野外マーケットで現金が必要になったときに、ライブビューの検索機能を使って付近のATMを瞬時に確認することができる。その際にコーヒーショップ、スーパーマーケット、乗り換え駅などの営業時間や混雑状況も表示され、対象店舗が提供しているサービスなどの詳細情報も確認できるという。ライブビューで検索できる機能は東京、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、パリを対象とし、今後数カ月間にわたってAndroid/iOS向けに展開する予定だ。
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