Google、「AirDrop」競合機能の改善など複数のAndroid新機能を紹介
GoogleがAndroid端末に今後追加する予定の複数の新機能を紹介した。ニアバイシェアの改善やGoogle Meetの新機能もある。Wear OSにはGoogle Keepのタイルが追加される。
米Googleは9月8日(現地時間)、Android端末に今後追加していく予定の複数の新機能を紹介した。同社はよく「feature drop」としてPixelシリーズ向けの新機能を紹介するが、今回はAndroid端末で使えるようになる新機能だ。その一部をここで紹介する。いずれの機能も具体的な提供開始時期は不明だ。
Appleの「AirDrop」のような「ニアバイシェア」での共有がシンプルに
「ニアバイシェア」は2020年に発表された、Bluetooth経由でコンテンツを端末間で共有する機能。Androidのスマートフォンとタブレットだけでなく、最近Chromebookともファイルを共有できるようになった。
向こう数週間で、同じGoogleアカウントにログインしている端末間であれば、共有メニューからファイルを選択するだけでファイルを共有できるようになる。これまで必要だった追加の設定が不要になるということだ。また、画面がオフの状態でも自動的にファイルを受け取れるように設定することも可能になる。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Googleドライブ、Keepの新ウィジェット
GoogleドライブとKeepのそれぞれに新しいウィジェットが追加される。ドライブのウィジェットでは3つの新しいホーム画面ボタンが追加され、ホーム画面からドキュメント、スライド、スプレッドシートを開きやすくなる。Keepのウィジェットはサイズが大きくなり、ホーム画面でメモをチェックできるようになる。
Google Meet、YouTube動画やカジュアルゲームを100人で共有可能に
Google Meetのライブ共有機能で、最大100人のユーザーとYouTube動画を共同視聴したり、カジュアルゲーム(UNO! Mobile、Kahoot!、Heads Up!など)をプレイしたりできるようになる。
Google Meetでよく会話する相手を複数ピン留め
Meetのグループ会議で参加者が大勢になると、全員を画面に表示することはできなくなる。そうした場合に、特定の人を必ず表示する機能が追加される。マルチピン留め機能を使えば、選んだ相手を常に画面に表示しておける。
Wear OS向けKeepタイル
10月6日に発表予定の「Pixel Watch」にも搭載される「Wear OS」に、Google Keepのタイルが追加される。
このタイルを使ってメモを確認できるだけでなく、口頭でメモやチェックリストを作成できるようになる。
関連記事
- Android端末で撮影した写真をオフラインでもChromebookで開ける新機能
GoogleはChromebookとAndroid端末を連携する機能を発表した。1つはAndroid端末で撮影した写真をオフラインでもChromebookで開ける「スマートフォン ハブ」の新機能。もう1つは、「ニアバイシェア」でのWi-Fi接続の共有だ。 - Google、Pixelの新機能feature dropsを紹介 「ライトつけっぱなしですよ」など
Googleが3カ月ごとに紹介するPixelの新機能feature drops。6月は、「ライト」をつけっぱなしにしておくと「At a Glance」で注意する機能などを紹介。OP-1メーカーとのコラボによる音楽アプリもリリースした。 - Google、Pixelの7つの新機能を「Feature Drops」として紹介
Googleは3カ月おきに発表する「Feature Drops」で、Pixelの7つの新機能を発表した。「この曲なに?」の手動検索や新壁紙などだ。「レコーダー」の日本語テキスト起こしが「Pixel 3」などにも対応した。 - Androidにこの秋追加予定の13の新機能 TVリモコンや「Camera Switches」など
Googleが今秋追加予定のAndroidの新機能を13個紹介した。既にPixelシリーズでは使えるものが多い。「Google TV」アプリが日本でも公開され、Android TV対応テレビをスマートフォンでつけられるようになる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.