AndroidにiOSの「AirDrop」のようなコンテンツ共有機能「周辺ユーザーとの共有」追加
Android端末に、iPhoneの「AirDrop」のようなコンテンツ共有機能が追加された。Android 9まであった「Android Beam」とは異なり、BluetoothやWi-Fiなど最適な方法を自動選択して共有する。将来的にはChromebookとも共有できるようになる。
米Googleは8月4日(現地時間)、Android端末間でコンテンツを簡単に共有する新機能「Nearby Share」(日本では「周辺ユーザーとの共有」)機能を追加したと発表した。Android 6.0以降搭載のPixelシリーズとSamsung製端末で同日から利用可能になり、他のAndroid端末にも向こう数週間でロールアウトしていく。
Andoridにはバージョン9まではNFCを利用するコンテンツ共有機能「Android Beam」があったが、「周辺ユーザーとの共有」はBluetooth、Bluetooth Low Energy、WebRTC、Wi-Fi、NFCのいずれか、端末が最速だと判断した方法を選んで送受信する。つまり、キャリアのネットワークに接続しているかどうかは関係ない。写真やファイル、リンク、ツイートなど、Androidで共有アイコンが表示されるものなら何でも共有できる。
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利用するには、端末のBluetoothと位置情報を有効にしておく必要がある[設定]→[Google]→[デバイス接続]に[周辺ユーザーとの共有]項目が表示されたら、これをONにする(本稿執筆現在、筆者の手元にある3台のAndroid 10搭載のPixelシリーズ端末で表示されたのは1台だけだった)。
共有範囲の設定は、「すべての連絡先」「一部の連絡先」「非表示」の3段階から選べる。これは、「周辺ユーザーとの共有」を有効にしている他のユーザーに自分の端末を表示するかどうかの設定だ。やたらとファイルを送りつけられたくなければ、「一部の連絡先」か「非表示」にしておけばいいだろう。
実際に何かを共有するには、共有したいもの(例えば写真)を表示して「共有」ボタンをタップすると共有方法の選択肢として「周辺ユーザーとの共有」が表示されるので、これをタップする。「付近のデバイスを探しています」と表示されてしばらくすると共有相手が表示されるので、タップすればいい。
向こう数カ月中に、Chromebookにも「周辺ユーザーとの共有」機能が追加される見込みだ。
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