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「Xperia 1 IV」と「Xperia 5 IV」どちらを選ぶ? スペックから性能までを徹底比較(2/4 ページ)

ソニー製スマホのフラグシップは「Xperia 1」シリーズだが、その下として位置付けられている「Xperia 5」シリーズも機能面での差は少なく、コンパクトかつ片手持ちしやすいという利点がある。この兄弟といえる2モデルは、それぞれどんなユーザーに適しているのか。

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Xperia 1 IVは光学5.2倍ズームで撮影できる

 どちらも背面にトリプルレンズカメラを搭載しているが、スペックは若干異なる。Xperia 1 IVは、超広角(16mm/約1220万画素/F値2.2)+広角(24mm/約1220万画素/F1.7)+望遠(85-125mm/約1220万画素/F2.3-2.8)で、3D iTOFセンサーも備えている。一方。Xperia 5 IVは、超広角(16mm/約1220万画素/F2.2)+広角(24mm/約1220万画素/F1.7)+望遠(60mm/約1220万画素/F2.4)で、ToFセンサーは搭載していない。


右がXperia 1 IV、左がXperia 5 IV

 両モデルの大きな違いは望遠カメラだ。Xperia 1 IVには焦点距離を85mmから125mmの範囲で変えられる望遠光学ズーム機能を搭載している。広角(24mm)に対して、約3.5倍から約5.2倍の範囲で、画質が劣化しない光学ズームで撮れることが利点だ。


Xperia 1 IVの超広角(16mm)で撮影

Xperia 1 IVの広角(24mm)で撮影

Xperia 1 IVの望遠(85mm)で撮影

Xperia 1 IVの望遠(125mm)で撮影

 一方、Xperia 5 IVの望遠カメラの焦点距離は60mmで、広角に対して2.5倍の光学ズームで撮影できる。望遠で撮影する機会が少なければ、Xperia 5 IVでも十分だろう。

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Xperia 5 IVの超広角(16mm)で撮影

Xperia 5 IVの広角(24mm)で撮影

Xperia 1 IVの望遠(60mm)で撮影

 両モデルには一般的なカメラアプリではなく、「Photography Pro」というアプリでプリインストールされている。一眼レフのような操作性で、ユーザー任意の設定を行えることが特徴。一方で「BASIC」モードを選択すると、一般的なカメラアプリと同じように操作できるので、カメラに詳しくない人でも無理なく使いこなせる。


デジカメライクに設定・撮影できる「Photography Pro」アプリをプリイン

レンズの切り替えはタッチで行えて、超解像ズームによる調整も可能

「Photography Pro」アプリを起動すると、まず、一般的なカメラアプリと同じように撮影できる「BASIC」モードが表示される

 筆者は「AUTO」に設定して撮影したが、両モデルの撮影画質はほとんど差がない印象。AIによる被写体・シーン認識機能があり、夜景も鮮明な画質で撮影できた。


照明が暗目のレストランでXperia 1 IVで撮影

Xperia 5 IVで撮影

Xperia 1 IVで夜景を撮影

Xperia 5 IVでも、ほぼ同じ明るさで写った

 動画はどちらも「Videography Pro」というアプリで撮影できる。動画でも瞳AFを利用でき、4K/120fpsのスローモーション、RAWでの記録にも対応している。筆者はデフォルト(1080p/30fps)で撮影してみたが、画質は同等の印象だ。


動画撮影用の「Videography Pro」アプリをプリイン。瞳AFは動画撮影時にも対応している
Xperia 1 IVで撮影した動画。手持ちで歩きながら撮影した
Xperia 5 IVで撮影した動画

「Looks」という色合いと明るさの設定を8種類から選んで、映画のような動画が撮れる「Cinematography Pro」もプリインされている

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