顧客のスマホカメラの映像をアプリなしで共有可能 アイ・オーが法人向けビデオ通話サービス「PlatPhone」の提供を開始
アイ・オー・データ機器が、法人向けビデオコミュニケーションサービス「PlatPhone」の提供を開始した。このサービスは顧客(ユーザー)とのコミュニケーションを円滑化することを目的としたもので、アプリなしで顧客が持っているスマートフォンのカメラ映像を共有できるようになっている。
アイ・オー・データ機器は1月25日、ビデオコミュニケーションサービス「PlatPhone」の提供を開始した。サービスの利用は有償で、個人向けプランは月額2750円(税込み/初期費用別)から利用できる。
本サービスは、遠隔地にいる顧客のスマートフォンのカメラ映像をPCで共有できるというビデオ通話サービスだ。顧客のスマホには専用のアプリを導入する必要はなく、Webブラウザから指定するURLにアクセスしてもらい、必要に応じてカメラへのアクセスを許可してもらうだけで利用できる。
想定用途としては、主にコールセンター、設備等の保守業務、保険サービスの説明、事故などのトラブル時の状況確認、引っ越し/リフォーム時の状況確認、家具搬入時の確認といったものが挙げられる。声だけではなく、カメラの映像も合わせて確認することで、顧客との円滑なコミュニケーションを支援する。
サービスプラン
PlatPhoneは、個人向けの「Personalプラン」、法人向けで応対用の電話からのリプレースを想定した「Cloudプラン」、同じく法人向けで応対用電話を生かしつつ映像伝送機能を追加できる「Phoneプラン」の3つが用意される。今回はPhoneプランを除く2プランの受付を開始しており、それぞれ月額料金と初期費用(税込み)は以下の通りとなる(最大1カ月間の無料体験期間あり)。
- Personalプラン:月額2750円から(初期費用1万1000円)
- Cloudプラン:月額1万4300円から(初期費用3万3000円:アカウント数制限なし、クラウド録画対応)
Phoneプランの提供は2023年春を予定しており、月額料金と初期費用は後日発表される。
なお、2021年11月にリリースされた前身サービス「かんたんビデオ通話サービス PlatTalk」を利用しているユーザーは、そのままPlatPhoneのCloudプランを2月末までお試し期間として利用できる。
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