子ども用ウォッチ型スマホ「myFirst Fone S3」4月中旬発売 専用SNSアプリも搭載、2万4800円
Oaxis Japanは3月30日、子ども用ウォッチ型スマホ「myFirst Fone S3」の予約受付を開始した。4月中旬に発売予定で、発売と同時に製品に対応したSNSアプリ「myFirst Circle」の提供も始める。
シンガポールmyFirst.techの日本法人Oaxis Japanは3月30日、子ども用ウォッチ型スマホ「myFirst Fone S3」の予約受付を開始した。4月中旬に発売予定で、発売と同時に製品に対応したSNSアプリ「myFirst Circle」の提供も始める。
本体の価格は2万4800円(税込み、以下同)。月額料金は、専用の「myFirst FreeSIM」を利用する場合は1078円。
myFirst Fone S3は専用アプリを通じてIP電話が可能で、保護者はGPSを使った位置情報追跡、SOS時の状況把握などが行える。外部からゲームや画像のダウンロードはできないが、音楽プレーヤーやアニメーション付き文字盤の使用が可能としている。
インカメラに広角レンズを搭載し、4G通信に対応。スクリーンは1.4型IPS液晶で、バッテリー容量は650mAh。連続通話時間は6時間、ストレージは8GB、本体重量は55gとしている。SIMカードはnanoSIMに対応している。
myFirst Cicleは保護者と子どもの双方がアカウントを作成し、保護者アカウントで子どものアカウントを管理できる。子ども用アカウントに登録する新しいメンバーの承認も保護者が行うため、知らないユーザーとつながることがない。保護者は登録メンバーを「家族」「親友」「友人」「知人」の4グループに分類でき、メッセージ履歴や連絡先などのデータはクラウドで保管する。対応OSはiOS 12/Android 12以降。
SNSとしての投稿には「いいね」の代わりに16文字のテキストや8秒までのボイスコメントを追加する「ShoutOut」機能を収録。日常や好みを気軽に共有でき、魅力的なコミュニケーションの構築につなげるという。保護者は投稿の編集、削除が可能。通話やチャットは1対1の他、グループ内でも行える。
GPSによる位置情報の追跡にも対応する。保護者アカウントには複数のデバイスの位置を表示し、同時に通話やチャットも可能となっている。半径200~2000mのセーフゾーンも設定でき、エリア外に出た場合は保護者アカウントに通知を送信する。また心拍数や歩数を確認する機能も備える。myFirst Fone S3のSOSボタンを押すことで、保護者アカウントに位置と周囲の音声を30秒間録音して通知する。
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