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「被写体の位置」や「天気」を思いのままに! Googleフォトに新しい編集機能 2023年後半に一部のPixelスマホで先行実装

Googleが、Googleフォト向けにAIベースの新しい画像編集機能「Magic Edit」の開発を進めていることを明らかにした。2023年後半をめどに、一部のPixelスマートフォンを対象として先行実装される見通しだという。

 Googleは5月10日(米国太平洋夏時間)、画像管理/編集サービス「Googleフォト(Google Photos)」向けの新機能として、AIベースの画像編集機能「Magic Edit」の開発を進めていることを明らかにした。この機能は2023年後半、一部のPixelスマートフォンを対象に先行実装される見通しだ。


Googleフォトに新実装される「Magic Edit」の機能イメージ

 Magic Editは、AI(人工知能)の力を使って「プロレベルのスキルがなくても複雑な画像編集を行える」という。昨今話題に上ることが多い「コンテンツ生成AI」も活用されるそうだ。

 同日に開催された「Google I/O 2023」の基調講演では、以下の編集機能のデモンストレーションが行われた。

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  • 被写体の位置移動
    • 人物と風景(滝)が写っている画像の人物の位置を移動
    • 風景の写っていない部分をAIによって“補完”
  • 被写体の位置移動+天気の変更
    • 写っている人物(子ども)、ベンチ、風船の位置を移動
    • 見切れている風船とベンチをAIによって“補完”
    • 曇り空を明るくして「晴れ」に

滝を背景に写っている人物を……

滝の落ちる所に手のひらが来るように動かした。写っていない部分はAIによって補完されている

風船が見切れていて曇っている写真で……

人物、ベンチ、風船の位置をまるごと動かした後で、空と雲を明るくして晴れ間にした。見切れていた風船とベンチの写っていない部分は、AIによって補完されている

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