TORQUEはコンシューマー・法人向けに「今後も継続」 京セラがファンサイトで明言
個人向け携帯電話事業を2025年3月に終了することを明らかにした京セラだが、高耐久スマートフォンの「TORQUE」については、今後も継続する意向を示している。ファンコミュニティーサイトの「TORQUE STYLE」では、コンシューマー向けにもTORQUEを継続していきたいとコメントしている。
個人向け携帯電話事業を2025年3月に終了することを明らかにした京セラだが、高耐久スマートフォンの「TORQUE」については、今後も継続する意向を示している。そんな矢先、同社はファンコミュニティーサイトの「TORQUE STYLE」にて6月6日、「TORQUEの今後の展開について」と題したお知らせを掲載した。
お知らせの中で同社は「先般発表しております通り、京セラのコンシューマー向けスマートフォン事業は今後終息を予定しておりますが、TORQUEについては法人向けでも多くのお客さまにご愛顧いただいており、コンシューマー・法人のお客さま双方のご期待に応えるべく今後も継続していきたいと考えております」と述べている。
ITmedia Mobileが5月16日に京セラ広報に確認した際も、終了するのは「汎用(はんよう)的な個人向け携帯電話事業」で、TORQUEについては2025年以降も継続する予定だとしていた。TORQUEは汎用携帯とは別カテゴリーに属するシリーズということで、2025年以降も何らかの形で個人ユーザーが購入することができそうだ。
お知らせの後半では「TORQUEを愛してくださり、心待ちにしていただいているみなさまへのご報告が遅くなり、ご不安、ご心配をおかけいたしましたことをこの場をお借りして改めてお詫び申し上げます」と述べている。京セラの携帯電話事業撤退のニューズに対して、多くのTORQUEユーザーから反響があったことが想像される。
また、この告知には6月8日時点で114件のコメントが寄せられている。「自分はTORQUE一択なの安心しました」「うれしい限り」「継続するのは大変と思いますが頑張ってください」「TORQUEのような耐久性は絶対必要です」「G'zone初代から使い続けてる者として、他のヤワな携帯なんて考えられない」など、TORQUEファンから歓喜の声や応援のメッセージが集まっている。
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