なぜ、人は「ChatGPT」と「ChatGTP」を間違えるのか? ChatGPTの答えは……:ChatGPTに聞いてみた
対話型AIサービスでおなじみの「ChatGPT」ですが、時たま、「ChatGTP」と言い間違えているシーンを見かけます。hatGPTの「GPT」とは「Generative Pre-trained Transformer」の略称。なぜ、GPTとGTPを間違えるのでしょうか。無意味だと思いつつもChatGPTに聞いてみました。
対話型AIサービスでおなじみの「ChatGPT」ですが、時たま、「ChatGTP」と言い間違えているシーンを見かけます。
ChatGPTの「GPT」とは「Generative Pre-trained Transformer」の略称で、OepnAIが開発したAI言語モデルの一種。直訳すると「生成型(Generative)事前学習(Pre-trained)変換器(Transformer)」。トランスフォーマーは、文章に含まれる単語など、連続したデータの関係を追跡して文脈や意味を学習するニューラルネットワークの一種。つまりGPTは、あらかじめ学習した言語データに基づいて、文脈に即した文章やテキストを生成できる言語モデルということです。それをチャットするように利用できるのでChatGPTというわけです。
一方、GTPは、肝機能を評価する際に使われる「γ-GTP(ガンマGTP)」でよく見かけます。似て非なるGPTとGTP、なぜ間違えることがあるのでしょうか。ChatGPTに聞いてみました。
それは主に「GPT」と「GTP」が視覚的に非常に似ているからです。これらの文字列は、特に素早く打つときやスマートフォンなどの小さなキーボードを使うときに、誤って逆に打つことが容易にあります。そのため、「ChatGPT」を「ChatGTP」と誤って入力することは一般的な間違いと言えるでしょう。
誤って逆に打つ……? でも「T」と「P」ってQWERTYキーボードではけっこう離れていますけど……。もう一度聞いてみました。
"ChatGPT"と"ChatGTP"が間違いやすいのは、文字の配列が非常に似ているからです。英語のタイプミスでは、キーボード上の近くの文字が間違って押されることがよくあります。しかし、「T」と「P」は英語のQWERTYキーボードでは遠く、混同しやすいとは言えません。
それでもなぜ混同するのかと言うと、それは語感や視覚的な混乱が関係しています。"ChatGPT"と"ChatGTP"は、視覚的に非常に似ているため、読んでいるときに文字の順番を間違えやすいです。また、GPTという頭文字はDeep Learningのコミュニティでは一般的で、自然言語処理モデルの名前としてよく使用されます。そのため、GPTを見慣れている人々は、間違ってGTPと読んだり書いたりすることがあります。
GPTがディープラーニングのコミュニティーで一般的な名称なら、むしろ間違えることはないはずですが……。そんな突っ込みどころの余地を残してしまうほど回答に困る(意味のない)質問だったということが分かります。
ちなみに、iOS向けChatGPTアプリで使われている音声認識システム「Whisper」はなかなか優秀で、「チャットジーティーピー」と発音しても、しっかり「ChatGPT」と修正してくれます。一方、「ChatGPTとChatGTPの違いを教えてください」といった具合に、「GPT」と「GTP」が混在している文章だと、そのまま「GPT」「GTP」と入力してくれます。これも、文脈に即したテキストの生成だといえます。
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