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ドコモとJTOWER、インフラシェアリング推進に向け既存通信鉄塔を最大1552基譲渡
NTTドコモとJTOWERは既存鉄塔のインフラシェアリング推進を目的とし、NTTドコモが保有する通信鉄塔、最大1552基を最大170億円でJTOWERへ譲渡。本取引で設備運用の効率化を加速させるとしている。
NTTドコモとJTOWERは、9月26日にNTTドコモが保有する通信鉄塔を譲渡し、NTTドコモがJTOWERから同鉄塔を借り受ける取引に関する新たな基本契約の締結を決定。既存鉄塔のインフラシェアリング推進を目的として行う。
本取引では最大1552基を最大170億円でJTOWERへ譲渡。JTOWERはタワーシェアリング会社としての事業基盤拡大、NTTドコモはインフラシェアリング推進での経済的な5Gネットワーク構築に取り組み、設備運用の効率化を加速させるという。
両社は2022年3月にもNTTドコモが保有する通信鉄塔、最大6002基をJTOWERへ譲渡する基本契約を締結し、2023年6月末時点で約2400基の譲渡が完了。その他の携帯電話事業者などへの利用誘致を開始し、本取引の既存通信鉄塔も条件が整った通信鉄塔から順次譲渡を実行するとしている。
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