イオン、電子レシートをスマホに発行 WAON POINTの進呈も
イオン子会社のイオンスマートテクノロジーは10月23日、スマートフォンアプリに電子レシートを発行する機能を発表した。これまで発行していた紙のレシートを電子化する。買い物の際の利便性を向上させる他、環境への配慮が目的。
イオン子会社のイオンスマートテクノロジーは10月23日、スマートフォンアプリに電子レシートを発行する機能を発表した。これまで発行していた紙のレシートを電子化する。買い物の際の利便性を向上させる他、環境への配慮が目的。
電子レシートは「レシートレス」という名称の機能として提供される。イオンのトータルアプリ「iAEON」の開発、企画、運営を行っているイオンスマートテクノロジーと、イオンの主要なスーパーマーケットのPOSレジの開発管理を行っているイオンアイビスが共同開発し、紙のレシートに記載の購入日、購入店、購入物などを含む購買履歴をiAEONアプリで確認できるようにした。
イオンスマートテクノロジー iAEON企画ディビジョン ディレクター 香下大樹氏によると、紙のレシートの長さは15cmで、1人当たり年間60回(月5回)使うと仮定した場合、1年につき9m分のレシートを削減できるという。
レシートレス機能を店舗で利用するにはiAEONアプリの会員コードを店員に読み取ってもらう他、買い物履歴の設定画面からレシートレス機能を有効にしておく必要がある。レシートレス機能が有効なら電子レシート、無効なら従来の紙のレシートが発行される。
iAEONアプリはイオンスマートテクノロジーが手掛けるイオン公式アプリ。2021年9月の提供開始以降、決済、ポイント、店舗情報が集約され、会員コードでポイントをためたり、コード決済サービス「AEON Pay」で支払いをしたりできる。
レシートレス機能は「イオンスタイル浜松西伊場(にしいば)」が先行導入するが、両者は2024年から全国のイオングループ店舗でも利用可能にするとしている。
10月23日から12月31日までに同店舗でレシートレス機能を利用すると、電子レシート発行毎に10WAON POINTを進呈するキャンペーンが開催される。進呈上限は1人当たり最大200ポイント。キャンペーン特典ポイントは2024年1月末までに進呈される。受け取りにはWAON POINTカードなどの登録が必要になる。
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