耳をふさがずに音漏れを防ぐ NTT技術搭載のネックバンド型スピーカー発売 1万2100円
NTT子会社で音響関連事業を行うNTTソノリティは11月8日、「耳スピ」と銘打つネックバンド型の小型スピーカー「nwm MBN001」を発売した。Amazon.co.jpでの価格は1万2100円(税込み)。オープンイヤー型ながらも音漏れを抑制する工夫を施したという。
NTT子会社で音響関連事業を行うNTTソノリティは11月8日、「耳スピ」と銘打つネックバンド型の小型スピーカー「nwm MBN001」を発売した。Amazon.co.jpでの価格は1万2100円(税込み)。オープンイヤー型ながらも音漏れを抑制する工夫を施したという。
nwm MBN001はNTTコンピュータ&データサイエンス研究所が開発した「パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)」技術を搭載した製品。PSZ技術はある音波(正相)に対し、180度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねることで、音が消える原理を応用する。
さらに、特殊なハードウェア設計により特定エリアに限定した音を再生でき、耳元に小さなカプセルのような音の空間が生まれる。これにより、耳を完全密閉せずに周囲への音漏れを抑制できるという。
nwm MBN001は最大20時間再生できる。充電時間は約2時間。同時に2台のデバイスと接続可能なマルチポイント接続に対応する。汗や水に強いIPX5相当の防水性能を持つ。重量は約23g。
聞きたい音だけを届けるための技術は、航空機や自動車の座席、オフィスなどさまざまな場所での応用が検討されている。NTTが2022年11月9日にニュースリリースを発出し、技術や研究開発に関するイベント「NTT R&Dフォーラム Road to IOWN 2022」で展示した。
その技術を応用し、耳をふさがずに利用者にしか聞こえない音を届けるネックバンド型スピーカーとして、今回発売されたのがnwm MBN001だ。
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