レビュー

「AQUOS sense8」のカメラを試す ミッドレンジ機らしからぬ基本性能の高さが魅力荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

ハイエンド端末は高いし大きくて、手に余りそう。そんな人におすすめなのが「AQUOS sense8」だ。普及価格で光学式手ブレ補正、メインカメラの画素数は5030万画素。突出した特徴はないものの、基本性能がしっかりしているところが魅力だ。

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AIシーン認識を駆使したい


AQUOS sense 8で撮影しているの図

 AQUOSシリーズのカメラといえば、AI機能。AIによるシーン自動認識は今はポピュラーだが、何を認識したか表示してくれる端末は減ってきている。その中でAQUOS sense 8はちゃんと表示してくれるので楽しい。何はともあれ人物。


人物を見つけると青い枠が出て、「人物」と表示されるのはAQUOSの伝統

2xのズームで。もうちょっと顔を明るめに撮ってほしかったかなと思う

 もう1枚、変貌しつつある新宿西口を背景に。


こちらは顔の明るさも適正でいい感じに。今解体中なのがかつての小田急百貨店。変貌中の新宿駅西口を背景に

 ポートレートモードではぼかし具合と美肌をセットできる。どっちも最強にしてみた。ちょっと髪の毛のあたりが惜しい。

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ポートレートモードで背景をぼかして撮影。瞳を認識してそこに枠が出た

分かりやすいようボカシや美肌を最強に

 もちろん人物じゃなくてもポートレートモードを使って背景をぼかした写真を撮れる。これなんか、色もきれいだしボケ具合もいい感じでナイス。


近所の公園でクリスマスに向けた小ネタが仕込まれていたので思わず背景をぼかして目立たせてみた

 次は動物。こちらは50Mモードの1.5xで撮影してみた。


レンジフードの上でくつろいでいた猫を1.5xで。50Mモード時は1x→1.5x→2xという倍率になる

50Mモードは高感度に弱いのでさすがに室内だとディテールがきつかったか。でも全体のバランスはよし

 もう1枚。うちの猫なんだけど、撮ろうとしたら急にぐいぐいと近づいてきたので、慌ててシャッターを押したのである。だからちょっと被写体ブレしているけど、ピントはちゃんと顔に合っているし手ブレもしていない。これはなかなか優秀である。


突然ぐいっと寄ってきたので慌てて撮影。ちょっと露出オーバー気味だけど、よくあのタイミングでピントが合ったもんだと思う

 続いて夕景。赤く染まった雲がきれいだったので、2xで。夕景と判断されてそれっぽい色に仕上げてくれた。


夕景を認識してくれるのはよいよね。雲の形がよく分かるように2xで

西の空に浮かんでいる雲に陽射しが当たってきれいなグラデーションを見せていたのだ

 風景ものをもう1枚。たまたまスカイツリーのビューポイントに出会い、たまたま青空が垣間見えているのに、ちょうどスカイツリーのあたりは雲の影になっていてちょっと不思議な感じになったので。


スカイツリーが根元まで見える十間川の十間橋。ここは手前の低層の建物も含めてフォトスポットだ

 屋外ものをもうちょっと、ということで花。2xの望遠で。


花はちゃんと「花」である

2xで撮影したコスモス。HDRが聞いて色もきれいに

 次は料理。


料理認識はシャープの得意とするところ

色も明るさも風合いもいい感じに撮れた

 最後は夜景だ。夜景と判断されると「月」アイコンが表示される。

 夜景は優秀。空の色がちょっと白っぽいのは曇っていたからだ。


暗いところでは「月」アイコンが点灯してナイトモードになる。

空が白っぽいのは雲に覆われていたから。HDRもいい仕事をしてくれた。これはよい写り

 最後におまけでクリスマスツリーを。


あっという間にクリスマスツリーの季節になったのだった

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