スマホがあればコンビニで住民票の写しなどを発行可能に まずは都内のファミマ/ローソンから
スマートフォンがあればコンビニで住民票の写しなどを発行できるようになる。デジタル庁が12月1日に発表した。スマホ用電子証明書をコンビニでも活用可能になる。
スマートフォンがあればコンビニで住民票の写しなどを発行できるようになる。デジタル庁が12月1日に発表した。スマホ用電子証明書をコンビニでも活用可能になる。
全国のコンビニエンスストアに設置されたキオスク端末(マルチコピー機)で、マイナンバーカードまたは住民基本台帳カードを利用し、市区町村発行の証明書(住民票の写し、印鑑登録証明書など)を取得できる“コンビニ交付”。これまではマイナンバーカードが必要だったが、電子証明書を搭載したスマートフォンさえあれば発行できる。
スマートフォンに電子証明書を搭載するにはマイナンバーカード(個人番号)を取得の上、マイナポータルから申請および登録作業を行う必要がある。手順の詳細は本誌過去記事で紹介している。
20日から都内のファミリーマートとローソン、2024年1月22日から全国のファミリーマートとローソン合わせて約3万店舗(全国店舗の合計数)で、スマートフォンだけでコンビニ端末から各種証明書を取得できるようになる。
デジタル庁によると、12月20日の時点で約900自治体発行の証明書がスマホ用電子証明書で取得できるようになる見込みだが、スマホ用電子証明書への対応には各自治体で条例改正が必要で、残りの自治体でも順次条例改正を進めているという。
12月1日の会見で河野太郎デジタル大臣は「コンビニから各種証明証をスマホ1つで取得できるようになれば、便利になったと実感できる」と述べたが、スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンはAndroid搭載の一部機種だ。無論、iPhoneが対応しなければ、利用は広がらないはずだ。
関連記事
マイナンバーカードの「スマホ電子証明書」を使う 注意すべきポイントは?
マイナンバー(個人番号)カードの付加サービスとして、Androidスマートフォンを対象とする「スマホ用電子証明書」の提供が始まりました。実際に使ってみた上で、改めて注意点をまとめてみました。Androidスマホへの「マイナンバーカード」電子証明書搭載は5月11日から 何ができる? 対応機種は?
5月11日、マイナンバーカードの電子証明書をAndroidスマートフォンに搭載できるサービスが始まる。スマホに搭載した電子証明書で何ができるのか、搭載できる機種は何なのか、簡単に解説する。【更新】Androidスマホへの「マイナンバーカード」電子証明書搭載 デジタル庁が設定手順などを説明
Androidスマホへの「マイナンバーカード」電子証明書搭載が5月11日より可能になる。スマホ用電子証明書搭載サービスだ。前日の5月10日、デジタル庁が設定手順や紛失時の対応方法などを説明した。スマホ用電子証明書、端末の初期化だけでは削除できず メルカリとヤフオク!「出品前に失効申請を」
フリマアプリの「メルカリ」とヤフー運営の「ヤフオク!」が「スマホ用電子証明書搭載サービス」の利用者に対して注意喚起を行っている。スマホ用電子証明書は端末の初期化だけでは削除できない。マイナポータルアプリからスマホ用電子証明書の失効申請を行う必要がある。マイナンバーカード機能のスマホ内蔵で何が変わる? 「誤解」と「期待されること」
マイナンバーカード機能のスマートフォンへの内蔵が、2023年5月11日に実現することが決まった。パスワードレスのログインやオンラインでの本人確認などに使うのが主な目的。行政手続きや民間サービスの登録など、さまざまなサービスを使いやすくすることを目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.