Googleマップの「タイムライン」、クラウドではなく端末に保存するように
Googleマップの個人情報管理機能が改善される。行動履歴を表示する「タイムライン」のデータがクラウドではなく端末に保存されるようになる他、ロケーション履歴の設定を簡単に変更できるようになる。
米Googleは12月12日(現地時間)、Googleマップでユーザーが個人情報を管理しやすくするための機能変更を複数発表した。
「タイムライン」の保存先がクラウドではなく端末に
「タイムライン」は、Googleマップの「ロケーション履歴」の設定を有効にすると記録される、ユーザーの行動履歴を表示するもの。(「ロケーション履歴」という設定項目自体、近いうちに「タイムライン」に変更される見込みだ。)
現在はタイムラインはクラウド上に保存されているが、これが“間もなく”端末に直接保存されるようになる。データをクラウドにバックアップするように設定することも可能で、バックアップされるデータは自動的に暗号化される。
この変更はAndroidとiOSのモバイル版に2024年にかけてロールアウトし、アカウントに適用されるとプッシュ通知が届く。
また、ロケーション履歴の設定で自動削除制御をオンにした場合の初期設定が現在は18カ月のところ、3カ月に変わる(従来通り変更は可能)。
特定の場所に関するアクティビティを一括削除可能に
マップから場所関連のアクティビティをまとめて削除できるようになる。例えば検索したり通ったりしていることを伏せておきたい施設に関連するアクティビティの削除などに使えそうだ。
現在地を占める青い点のタップで位置情報などの設定を確認可能に
マップ上で自分の現在地を示す青い点をタップすると表示される現在地情報の画面に、「設定」項目が表示されるようになる。ここで「デバイスの位置情報」と「ロケーション履歴がオンになっているかどうかが確認でき、その場で設定を変更することも可能だ。
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