スマホ決済をPayPayに一本化しようと決めた理由 助けられた“ある機能“:ふぉーんなハナシ(3/3 ページ)
店舗のQRコードを読み取ったり、コードを店員に読み取ってもらったりするだけで支払いが完了するコード決済サービス。大型キャンペーンで大幅な還元を受けられることも注目されがちだが、筆者は“あること”を理由にコード支払い手段を「PayPay」に一本化したい、と考えた。その理由とは……?
気になる他社クレカの締め出し 再びPayPayを使うか否かの選択を迫られることに
このように、ポイントチャージの手間がいらないこと、オフライン支払いモードに助けられたことが、PayPayの利用をさらに後押ししたが、さすがに支払い手段全般をPayPayにするのは現実的ではない、と考える。全ての場所でPayPayを利用できないためだ。経験上、PayPayは地方のタクシーや旅館など使える場所は多いが、電車とバスでの移動時には利用できない。
そのため、コンビニやスーパーなどでの買い物はPayPayで決済して、電車やバスでの移動は「Suica」を使って、JRE POINTをためようと思う。
また、PayPayで忘れてはならないのが、他社クレジットカードの締め出しだ。PayPayは2023年5月1日に「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを利用した決済の停止と、ソフトバンク携帯料金との合算払い「まとめて支払い」に2.5%のチャージ手数料を課す方針を発表していた。
しかし、発表後にユーザーから「さまざまな意見が寄せられた」(同社)ことから、「一部ユーザーを困惑させる」事態となった。反省の弁ともに6月22日には他者クレジットカードによる決済停止期限を、当初予定の8月1日から2025年1月に延期した。
そんな“PayPay改悪”の件はいったん落ち着きを見せているが、かく言う筆者もPayPayでの利用額がPayPay系カードではなく、他社クレジットカードに請求されるよう設定しているので、PayPayをこのままクレジットカード請求にするか、わざわざPayPay系カードを新たに発行してもらうのか、はたまた現金チャージなど別の手段で使うのか、悩ましい選択を迫られそうな気がしている。
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