「YouTube Music」「YouTube Premium」の総会員数が1億人を超える 「独自性が功を奏した」と責任者のリオ・コーエン氏
「YouTube Music」「YouTube Premium」の総会員(総メンバー)数がトライアルを含めて1億人を超えた。YouTubeで音楽部門グローバル責任者を務めるリオ・コーエン氏が2024年2月2日、明らかにした。同氏は「独自性が功を奏した」と自信を見せる。
「YouTube Music」「YouTube Premium」の総会員(総メンバー)数がトライアルを含めて1億人を超えた。YouTubeで音楽部門グローバル責任者を務めるリオ・コーエン氏が2024年2月2日、明らかにした。
わずか1年余りで総会員数が2000万人増加したことは、「広告収入と定額制サービス収入の強みを物語っている」(同氏)という。2024年現在、100以上の国と地域で利用されているYouTube Premiumについては、「2024年にさらに拡大する予定」(同氏)としている。
YouTube Premiumは、YouTubeとYouTube Musicの“いいとこ取り”をしたようなサービス。両方のアプリを広告なしで楽しめる他、バックグラウンドで動画を再生したり、ダウンロードしたりできる。
YouTube Musicは、音楽ストリーミング、長尺動画、短尺動画を結合したサービス。縦方向にスワイプするだけで新曲を発見できる仕掛けや、配信されている楽曲で短尺動画を作成できる機能がある。音楽ファン同士がアプリのコメント欄で好きな楽曲を語ることも可能だ。
同氏は、「2015年の時点では、YouTubeで定額制サービスモデルが成功する可能性について、多くの人たちが疑問を抱いていた」と振り返り、「多数のプラットフォームが乱立する市場で、私たちのプラットフォームはあまりにも異質である」との指摘を受けたことを明らかにしている。
総会員数1億人超えについて、同氏は「独自性こそが成功の原動力である」と自信を見せた上で、「まだ成長の余地がある」としている。
YouTube Premium(旧YouTube Red)などの月額会員制の仕組みなどにより、広告なしで動画視聴が可能になったYouTube。世界のクリエイターが音楽を発信したり、オリジナル番組を配信したりしている
関連記事
YouTube Premium値上げ 月額1180円→1280円に
米GoogleはYouTubeの有料サービス「YouTube Premium」の価格を改定した。なお、米国では既に値上げされており、日本でも価格が改定された。YouTube Premiumの価格改定に伴い、大手キャリアもYouTube Premiumの価格表記を改めた。“興味のない”YouTubeの「おすすめ動画」、非表示にする方法は? Googleが仕様変更を明らかに
YouTubeのおすすめ動画を一切表示しないように設定できるようになる。Googleがコミュニティサイトで明らかにした。その方法を簡単に解説する。YouTubeのロゴが突如化けた理由 「おしゃれ」「ダサい」と話題
「YouTubeのロゴ(の横の文字)が突如化ける」――。そのような投稿がX(旧Twitter)で相次いでいる。その理由は一体何だろうか。子どもの“YouTube見過ぎ問題”にどう向き合う? 視聴時間を短くする3つの方法
自分のお子さんがYouTubeを見過ぎで悩んでいる方も多いでしょう。誰もが動画を投稿できるYouTubeでは、動画の内容も保護者が心配になるポイントです。YouTubeには良質なコンテンツもありますが、長時間視聴を抑える方法も覚えておきましょう。YouTube Premiumはどんな人にオススメ? 「広告非表示」以外のメリット
YouTubeを広告なしで楽しみたいという人に向けて、「YouTube Premium」というサービスが用意されています。最近では、Xiaomiなどのスマートフォンの購入で、あるいはソフトバンクのメリハリ無制限プランへの加入で6月無料になるなどの施策もあります。動画をデバイス上に一時保存し、オフラインでも視聴可能になることも特徴です。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.