KDDIらが「オープンメタバースネットワーク」発足 企業や自治体の事業活用を支援
KDDIらは、複数のメタバースプラットフォームが連携した「オープンメタバースネットワーク」を発足。企業や自治体がメタバースの事業活用を検討する際、導入や事業課題の解決などに向けたコンサルティングなどを行う。
KDDI、STYLY、monoAI technology、REALITY XR cloudは、3月12日に複数のメタバースプラットフォームが連携する「オープンメタバースネットワーク」を発足した。
本アライアンスでは企業や自治体がメタバースの事業活用を検討する際、4社が提供するメタバースプラットフォームから各企業のニーズに合わせた最適なプラットフォームを提案。複数プラットフォームでの同時展開も対応し、プラットフォーム別のメタバース利用者に合わせたイベント企画をはじめ、メタバースの空間構築、CGや3Dモデルのコンテンツ制作などを支援する。
「αU(KDDI)」はミート&グリートやパブリックビューイングなどに最適な渋谷と大阪の街を再現したメタバースや、実店舗を空間再現するデジタルツインショッピング、360度自由視点音楽ライブなどを提供。「STYLY」はスマートフォンを現実の都市空間にかざせば、現実のような迫力あるXRコンテンツをリアル空間へ重ねて投影できるサービスを提供する。「XR CLOUD(monoAI technology)」はWebブラウザからシームレスに参加可能なメタバースでマルチデバイスに対応し、「REALITY(REALITY XR cloud)」は配信者(ライバー)を中心として個性的なアバターを利用できるという。
メタバースの活用事例としてはバーチャルショップでのアイテム販売、メタバース内での広告展開、バーチャル音楽ライブ、スポーツ観戦のパブリックビューイング、アーティストとのファンミーティング、バーチャル展示会などを挙げている。
3月15日から3月31日まで、各プラットフォームが連携して同じコンセプト空間でエンタメイベントを楽しめるショーケースイベント「Sakura Virtual Fes 2024」を開催。ロックバンドやK-POPアーティストの音楽ライブ、芸人や声優によるトークイベントなどを行い、今後は各プラットフォームでのアバターの行き来やID連携を実現するオープンメタバース構想を目指すとしている。
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