AIが子どものSNS利用危険度を判断 トーンモバイルが生成AIを活用した「freebit Edge LLM」発表
フリービットは、スマートフォン上で動作するエッジ型LLMの生成AIシステム「freebit Edge LLM」を開発。家族向け見守りサービス「TONEファミリー」と連携し、AIが子どものSNS利用の危険度を判断するプレビュー版を公開した。
フリービットは、3月19日にスマートフォン上で動作するエッジ型LLMの生成AIシステムとして「freebit Edge LLM」の開発を発表。トーンモバイルの家族向け見守りサービス「TONEファミリー」と連携させ、AIが子どものSNS利用の危険度を判断するテクニカルプレビューを公開した。
freebit Edge LLMでは通常のキーワードのデータベースなどをもとに判断するフィルターシステムではなく、スマートフォンに送られてきたSNSの通知テキストをAIが探知して危険度を判断。TONEファミリーの仕組みを活用し、その危険度を見守り側の保護者に通知するシステムを構築する予定だ。
危険度の判断時に外部サーバなどへ情報が送られることはなく、端末内だけで危険度を割り出す。SNSの通信内容が外部サーバに送信/保存されることはなく、高いプライバシーの実現を目指している。危険度だけではなく、高い精度での分析を希望する場合はfreebit Edge LLMがフリービットのデータセンター内にあるより大規模の生成AIシステムと連携することも可能だ。なお、この場合はユーザーによる許諾の上、データが外部に送られる。
同社ではfreebit Edge LLMの精度を上げていくため、web3型ステークホルダーコミュニティ実証実験「One Vision」を利用した利用者参加型の学習データの強化の仕組みなどにも取り組むという。
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