突然のスマホ故障で焦らないためには? 高額な修理費用を回避して最新iPhoneを入手した話から考える(3/3 ページ)
筆者の姉が使っていたiPhone 13 miniが突然の故障。修理費用の見積もりは満額の約6万円……。さてどうする?
スマホ故障のリスクに備えてやるべきことは
スマホの故障はいつ、誰にでも起こりうるリスクです。スマホに全てを集約している分、スマホ使えなくなったときは連絡が取れないだけでなく定期券が使えない、スマホ決済ができないなどかなり不便を被ります。
スマホでいちばん重要なのはハードではなくその中のデータです。日常的にバックアップを取る習慣は身につけるべきでしょう。必要であればiCloudやGoogle Cloudなどを契約することも検討すべきです。前者は200GBで月400円、後者は100GBで月250円と、保険よりは安く、Amazonプライム会員ならAmazon Photosが無制限でバックアップに利用可能です。
また、スマホ向けの保険も有効です。AppleCare+の場合は月額580円~1740円、NTTドコモのsmartあんしん保証の場合は月額330円~1100円に加えて、利用時の免責金額がそれぞれ平均1万円かかります。2年間使うと、おおよそ3万円以上かかるため個人的にはナシと判断していましたが、端末の高額化に伴う修理費用の高騰や、トータルサポートを受けられることを踏まえると検討の余地はあります。
負担を軽減したい場合はクレジットカードやMVNO回線付帯の端末保証なども検討してもいいかもしれません。
データを分散化させるのも有効です。例えば、バックアップ用にサブ端末を持つ、CellularモデルのiPadを持つといった対策も有効ですし、モバイルPASMOはApple Watchに入れておけばiPhone故障時にも利用可能でした。
複数の端末を使う人は自然とデータ保管にクラウドを利用するようになり、突然の故障でもダメージが軽減されるはずです。
今回はキャリアの返却プログラムを利用した小技を紹介しましたが、こういった普段から突然の故障に備えた対策も必要なのだと、強く感じました。
関連記事
3月下旬に発売予定の「きのこの山のワイヤレスイヤホン」はなぜ生まれた? 明治に聞いた
明治が2023年11月に製品化を決定した「同時翻訳機能付 きのこの山イヤホン」。思わぬ方向から発売予定が明らかとなりました。なぜ発売するのか質問していたので、その回答を掲載したいと思います。“100円ショップガジェット”はあり? なし? 実際に使って分かった結論
身近にある100円ショップでは、さまざまなガジェット関連商品が販売されている。ただ、100円クラスの製品が、どれだけ使えるのか気になっている人も多いだろう。今回は、筆者が実際に購入したものの中で「アリ」だった製品をまとめた。今、買うべきiPhoneのオススメ機種 価格重視ならiPhone 13や12もアリ?
新生活を前に、スマートフォンの買い換えでiPhoneを検討している人も多いのでは。最新のiPhone 15シリーズは安価なものでも12万円超となかなか手を出しづらい価格帯になってしまいました。そこで、最新のiPhone 15にこだわらない選び方を解説します。ドコモ、いつでもカエドキプログラム利用時の実質負担額を引き下げ 「iPhone 14 128GB」は6万7650円→3万1834円に
NTTドコモは1月25日、「いつでもカエドキプログラム」を利用した場合の実質負担額を引き下げると発表した。適用可能になるのは一部の機種で、26日以降に変更となる。対象端末には「iPhone 14」「Google Pixel 7a」など売れ筋の端末が含まれる。ドコモ、iPhone 14(128GB)を値下げ 14/14 Plusの割引額変更も
NTTドコモは、2月22日以降に「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」の価格や割引額を変更。これに伴い「いつでもカエドキプログラム」の実質負担やオンラインショップの価格をはじめ「5G WELCOME割」などの割引額が変更になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.