調査リポート
新しい11型iPad Proは「世界で6番目に安い」が「3番目に高い値上げ率」 Nukeniが調査
Nukeniは、iPad Pro(第5世代)のオンライン直販価格を調査。日本の価格は世界で6番目に安いが3番目に高い値上げ率となり、過去3年で比較すると7万4000円価格が上昇している。
Nukeniは、5月8日にM4チップを搭載した11型iPad Pro(第5世代)のオンライン直販価格を調査。対象はAppleがオンラインで直販を行っている39の国と地域で、各国のApple Storeの価格を取得して同日の為替レートで日本円に変換したものとなる。
日本価格の16万8800円(税込み、256GBのWi-Fiモデル)は世界で6番目に安いという。全体では6~9番目に安いものの、前モデルは4~6番目に位置していたため、やや順位が後退。最も安い国は米国の消費税非課税地域の15万4589円で、最も高い国はブラジルの37万5278円となる。
第5世代と第4世代の開始価格を比較すると、日本では35%価格が上昇。ただし基準国である米国でも25%価格が上昇しているため、円安よりも最低ストレージ容量が128GBから256GBに引き上げられた影響が大きいと考えられるとしている。
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過去3年に発売された11型iPad Proの各世代の開始価格を比較すると、日本では7万4000円価格が上昇。アメリカでは200ドル(約3万円)の価格上昇であることから、原因は円安と推測できる。
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