レビュー

新型「iPad Pro」の実機に触れてきた 有機ELと薄型・軽量化の実力は一目瞭然だった(4/4 ページ)

イギリス・ロンドンで行われた発表イベントに参加して実機に触れることができたので、ファーストインプレッションを写真とともにお届けする。

前のページへ |       

アクセサリーも一新 「Apple Pencil Pro」も登場

 本体だけでなく、アクセサリーも新モデルに合わせて一新された。新型iPad Pro専用に開発された「Magic Keyboard」は、ファンクションキーが新たに追加された。タッチパッドも物理的に押し込める形状から、ハプティックフィードバックに変わっている。

 また、内側に配置されたキーボード側の素材がアルミになった。これまでのMagic Keyboardは外側と同じポリウレタンだったが、それと比べると高級感が大きく増している。経年劣化にも強くなったと言えそうだ。


新型iPad Pro用に新設計されたMagic Keyboard。素材もキーボード側がアルミになっている

大型のタッチパッドはハプティックフィードバックに変更され、機械的な可動部を減らしている

 もう1つ刷新されたアクセサリーが「Apple Pencil Pro」だ。ペン内部にジャイロセンサーを搭載し、バレルロールという回転操作に対応している。

advertisement

 絵具を付けた筆を回転させるような表現が可能になり、できることの幅が広がった。また、ペンをぎゅっと握るスクイーズで、ツールなどを呼び出せる。

 できることはアプリによって異なるが、対応アプリであれば、Apple Pencilを大きく動かさずにペンを変更できたり、ショートカットを呼び出せたりでき、作業効率が上がりそうだ。


スクイーズやバレルロールに対応したApple Pencil Pro。「探す」アプリで探せるようになっているのも特徴だ

ジャイロセンサーで回転を検知するため、ペン先を画面につけたままぐるっと回すように着色することが可能になった

どのようなツールを実装するかはアプリ次第だが、Apple Pencil Proをぎゅっと握ると、ツールを呼び出せる

 なお、M4チップを搭載する新型iPad Proでは、第2世代のApple Pencilをペアリングして使うことができない。これは薄型化したiPad Proに合わせてApple Pencil側の充電部分の設計が変わったためだという。

 ワイヤレス充電がもともとできないUSB-Cで接続するApple Pencilは、新型iPad Proでも利用できる。第2世代のApple Pencilを使っていた人は、Apple Pencilごと買い替えが必要になる点には注意が必要だ。

(取材協力:アップルジャパン

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.