レビュー

みんな大好き「ケンタッキー」をスマホで注文してみた 新アプリは便利だが残念な点も(1/4 ページ)

疲れ果てて帰宅する途中で、夕食を買って帰りたいと思うことがある。ファストフードならサクッと食べられるが、並んでオーダーするのは時間がかかる。そんなときに便利なのがKFC公式アプリだ。並ばず店頭でサクッとテイクアウトできる。

 1日の仕事をやり切ったとき、休日をフルに満喫したとき、残るのは疲労感だ。そんな状態で帰宅してから食事なんて作りたくない、だけど外食するような気力も残っていない!──そんな経験はないだろうか。ちなみに筆者は頻繁に「疲れたから食事を作りたくない」と思うことがあるし、外食ではだらだらできないので、どうしたものかと悩むことが多々ある。

 そんなときに便利なのが、買ったものを家で食べる「中食」(なかしょく)だ。帰りがけにどこかの店舗に寄って食べるものを買えばいい。最近はテイクアウト可能な店も増え、スマホであらかじめ注文しておいて、店頭で並ばずに持ち帰れるなんてサービスも増えている。

 そんなサービスを提供している外食産業の1つが日本KFCホールディングス──そう、みんな大好きケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)を運営しているあの会社だ。

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 2024年3月頃から久しく訪店していなかったこともあり、KFCアプリを使ってモバイルオーダーを試みた。そこで現状の使い勝手やメリット、困った点などを紹介していく。なお、実際にはSamsung Galaxy S23 Ultraでオーダーしたが、再現のためiPhone 14の画面キャプチャーも混ざっていることを了承いただきたい。


自宅でまったりと食べられるKFCモバイルオーダー

リニューアル後のアプリでログインしよう

 カーネルおじさんが微笑んでいる赤いアイコンの「ケンタッキーフライドチキン 公式アプリ」(以下、KFCアプリ)を立ち上げたところ、新しいアプリをインストールするよう促された。これまではバージョンアップがあっても「会員証を表示する」ボタンが表示され、そのままのバージョンでも最低限の機能を使えたので、少し面食らってしまった。これはアプリがフルリニューアルされた影響のようだ。


KFCアプリを立ち上げたところ、最新バージョンをインストールするよう促された。有無を言わさないぞという強い意志を感じる(スクリーンショットはiPhone 14)。更新ボタンをタップしてApp StoreまたはGoogle Playへと飛ぶ。プレビューには「さらに使いやすく、おトクに!」とある。期待が持てそうだ

 アップデートが終わったので「開く」をタップして新しいKFCアプリを起動する。ホーム画面には「ネットオーダーでカンタン注文」というテキストと「Pick Up」と「Delivery」の画像で、どちらかの方法で商品が受け取れることがすぐに理解できた。


「まずは」という文言から、アプリを開いたらこの操作を最初にしてほしいという意志を感じた

 とはいえ、これまでのチキンマイルを無駄にしたくないし、新しいオーダーでチキンマイルの取りっぱぐれは防ぎたい。まずは会員証の確認だ。


アプリ右下に表示されている「会員証」をタップして「ログイン」する。登録していたメールアドレスを入力したら、そのメールアドレス宛にワンタイムパスワードが送信される。「パスワード、何と登録していたっけ?」とすっかり忘れていたので助かった

 ログインすると、すぐさま会員証が表示される。店頭で注文するときには忘れずにセルフレジのバーコードリーダーにかざしたい。Pontaカードとの連携が解除されていないことも確認できた。


会員証が表示された。ほっと一安心である
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