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「motorola razr 50/50 ultra」の実機を速攻チェック 先代から何が変わり、2機種はどう違う?(2/3 ページ)

モトローラは、6月25日(現地時間)に米ニューヨークでフォルダブルスマホの最新モデル「motorola razr 50」「motorola razr 50 ultra」を発表した。2機種とも、処理能力を向上させた他、特徴だった外部ディスプレイを大型化。閉じたままでできる操作を拡大させている。防水性能も強化されており、razr 50 ultraはIPX8に対応した。ここでは、写真で最新モデルをチェックしていきたい。

本体ギリギリまで外部ディスプレイを広げたrazr 50 ultra

 上位モデルに位置付けられているのが、razr 50 ultraだ。こちらも開いたときのディスプレイサイズは6.9型で、サイズ感はrazr 50に近い。ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは最大165Hzと高い。ピーク輝度は3000ニトで、屋外での視認性も高い。


上位モデルのrazr 50 ultra。サイズ感はrazr 50に近い

 開いたときのサイズは、横幅が73.99mm、縦が171.42mm、厚さが7.09mm。razr 50比でわずかに縦が長く、より薄く仕上げられている。重量は189g。こちらも、IXP8の防水に対応しており、浸水による故障を防げるようになった。水にぬれた状態でも操作できる機能も取り入れられている。


razr 50よりやや薄い。ボタンやポートの位置は共通している

カラーバリエーションは4色で、左からPeach Fuzz、Hot Pink、Spring Green、Midnight Blue。Hot PinkはフィーチャーフォンのRAZRをモチーフにした色だが、残念ながらアジア太平洋地域では発売されないという

 先代のrazr 40 ultraは3.6型の外部ディスプレイを搭載していたが、razr 50 ultraはそのサイズを拡大。4.0型となり、より多くの情報を表示できるようになった。実機を見ると、ディスプレイが折れ曲がるヒンジ部ギリギリまで広がっていることが分かる。

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外部ディスプレイが折りたたんときのほぼ全体に広がり、アプリなどがより見やすくなった

 この外部ディスプレイには、razr専用に設計されたパネルを表示できる他、既存のアプリもそのまま起動させることが可能だ。パネルやアプリは左右のフリックで切り替えができるほか、ピンチインで一覧を表示することも可能になった。ウィジェットにも対応し、閉じたままで操作を完結させることを意識していることがうかがえる。


従来モデル同様、このサイズに合わせた専用パネルを表示できることに加え、アプリも起動できる

新たにウィジェットにも対応した

 razr 50同様、外部ディスプレイは常時表示に対応。立てかけた際に文字やイラストを表示できる機能も備える。


外部ディスプレイは常時表示に対応している

半開きのまま立てかけたときに、文字や画像を表示できる

 2つの外側カメラはどちらも5000万画素で、1つが広角、もう1つが望遠。razr 50とは異なり、望遠カメラを搭載した代わりに、超広角カメラは非対応になっている。望遠カメラを高画素化したことで、切り出しによる4倍ズームが可能になっている。カメラのUI上には、1倍、2倍、4倍という3つのボタンが並ぶ。


デュアルカメラで、画素数はどちらも5000万画素。ただし、スマホで一般的な超広角カメラは非搭載。切り出しを使った4倍ズームが可能だ

 半開きで動画を撮影するカムコーダーモードにも対応しており、razr 50と同様、画面下半分をタッチパッドのように使って操作できるようになった。


片手で本体を構えて安定したビデオ撮影ができるカムコーダー。タッチパッドでズーミング操作ができ、より扱いやすくなった

 モトローラはAI対応もアピールしている。通知の要約などが可能な「moto ai」は今後の搭載になるが、現時点では生成AIを使った壁紙作成機能に対応。GoogleのGeminiアプリもプリインストールしており、外部ディスプレイでそのまま利用できる。


写真を元に、壁紙を生成する機能を搭載。洋服とスマホの壁紙をコーディネートできるのが売りだ

Geminiアプリもプリインストールする

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