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三井住友カードの公共交通乗車システム「stera transit」がMastercardに対応 10月17日から順次

三井住友カードの公共交通乗車システムが、ついにMastercardに対応する。同システムを導入している事業者で順次利用可能となる見通しだ。

 三井住友カード、QUADRACとMastercardは10月16日、三井住友カードが提供する公共交通機関向け乗車/決済ソリューション「stera transit」においてMastercardブランドのクレジットカード/デビットカード/プリペイドカードに10月17日から順次対応することを発表した。Mastercardを利用できるようになる時期は、交通機関によって異なる。


stera transitがMastercardブランドのカードに対応

stera transitについて

 stera transitは、各種クレジットカード/デビットカード/プリペイドカードのEMVコンタクトレス決済(タッチ決済)機能を使って公共交通機関に乗車できるようにするソリューションで、QUADRACの「Q-move」をベースに構築されている。

 当初はVisaブランドのみ対応していたが、現在ではMastercardブランド以外の主要ブランド(Visa/JCB/American Express/Diners Club/Discover/銀聯)のタッチ決済対応カードと「Google Pay」「Apple Pay」でタッチ決済をセットアップしたスマートフォンでも利用可能だ。今回の取り組みによって、主要な決済ブランドへの対応を完了することになる。

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stera transitの仕組み。従来はMastercard以外のタッチ決済に対応していた

 本ソリューションを通してタッチ決済による乗車サービスを導入している公共交通事業者は、2024年4月時点で30都道府県の105社に及ぶ(実証実験段階も含む)。


2024年4月時点では、30都道府県の105事業者で導入されている(実証実験段階のものを含む)

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