種類が豊富すぎる「iPad」、結局どれを買えばいい? 用途別のおすすめをシンプルに解説(2/2 ページ)
この記事では、それぞれの特徴を踏まえて、どんなユーザーがどのモデルを選べば良いのかを考えてみたいと思います。
用途別のおすすめモデルは?
上記を踏まえたうえで、用途別におすすめモデルを考えると下記のようになります。
動画編集やイラスト制作などクリエイティブな作業
iPad Pro(M4)がおすすめです。M4チップによる圧倒的な処理性能と、ProMotionテクノロジーによる滑らかな描画、LiDARスキャナーによるAR体験など、いずれも高度な機能を搭載しています。クリエイティブユースや本格的に動画編集を行うプロフェッショナルユーザーには最適です。
ただし、価格が約17万円からと、他のモデルと比べても非常に高価になっています。イラスト制作だけであれば、7万円ほど安いiPad Air(M3)も候補に挙がります。
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仕事、勉強、エンタメなど、幅広い用途に利用
iPad Air(M3)がおすすめです。M3チップによる高いパフォーマンス、Liquid Retinaディスプレイによる美しい映像、軽量、薄型デザインによる優れた携帯性など、バランスの取れたモデルとなっています。
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動画視聴、Webブラウジング、読書などのコンテンツ消費
iPad(A16)がおすすめです。手頃な価格帯ながらA16チップを搭載し、日常的なWeb閲覧や動画視聴、オンライン授業などには十分な性能を持っています。
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とにかく持ち運びしやすい
iPad mini(A17 Pro)をおすすめします。小型ながら高性能なA17 Proチップを搭載しており、画面サイズは8.3型とコンパクト。外出先で電子書籍を読んだり、メモを取ったりするのに最適です。特に持ち運びや片手操作を重視するビジネスマン、電子書籍を利用したり、モバイルゲームをするユーザーにピッタリです。
→・「iPad mini(A17 Pro)」レビュー:M1搭載iPad Pro並みの性能、スマホ感覚のサイズ感も魅力 難点はコスト?
予算に余裕があるのなら、iPad Pro(M4)を選べばおおむね間違いはないのですが、自分がどのようなシーンで使いたいかをイメージすることで、より最適なiPadが選べるでしょう。ぜひ、あなたにぴったりのiPadで充実したデジタルライフを楽しんでください。
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