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auとUQ mobileの新料金プラン、8割が「魅力的ではない」と回答 「付加価値より安さ」を求める人が大半なのか:ITmedia Mobile読者に聞く(2/3 ページ)
ITmedia Mobileでは読者アンケート企画として、auとUQ mobileの新料金プランについてうかがいました。5月19日から6月1日まで実施したところ、1394件の回答が集まりました。どちらのプランも、約8割が「魅力的ではない」と回答しました。
auの料金プラン、どれも魅力的ではないと思う理由
魅力的ではないと回答した人は、au Starlink DirectやPontaパスなどの特典が不要という意見が大半を占めました。既存のプランからは550円値上げされているのだから、特典が要らない人が不満を覚えるのは当然でしょう。物価高の今、「付加価値より安さが重要」という意見は否定できません。
「複雑すぎる」「よく分からない」という声もあります。これは、割引を受けるための条件はもちろんですが、特典のau Starlink Directやau 5G Fast Laneなど、その名前からサービス内容やメリットが分からないという人も多そうです。特典の具体的なメリットをかみ砕いて伝えていく必要があるでしょう。
- 維持費がかかるのは理解するが、今の物価高の時代に節約できる所は通信費からだと考える。付加価値より、安さが重要
- 使わないオプションに金を払いたくない
- スマホスタートプランで十分な人間にはオーバースペックすぎる。5分の無料通話、3GBのインターネット、3000円前後で十分。割引適用しないと高額すぎる
- 容量を増やしてもそんなに使わない。5GBでも余るくらいなのに、ただの値上げでしかない
- プランが複雑すぎる
- 消費者が全く必要としていないものを付加して金額を上げるのはただの値上げ
- WiMAXと併用していると、ただの不利益変更にしか思えない
- 通信料金を上げるためにユーザーの需要を無視しているように感じる
- 新プランに追加されたコンテンツは利用しない
- 衛星通信、コンビニ利用利点などあまり使わない、ただの値上げだ
- 要らないサービスを抱き合わせて値上げしているから
- Starlinkは実際の使用イメージが湧かない。au 5G fast laneは通常と違いあればどれだけの効果があるか不明で、その影響で通信品質が低下しないか疑問に思う
- お買い得感がなく、ただ値上げしただけ
- シンプルにつながるサービスが欲しい。ポイ活、無制限などは要らない。要らないサービスが付いて、高いので、魅力が全くない
- 内容がよく分からない
- 安さが全て。値上げなど言語道断。余計なものは必要ない
- 追加サービスは選択制にして不必要な人にはつけないでほしい
- Starlinkダイレクトが無料なのは魅力的だが、無制限を求めている人はごく一部なのでがっかりした。このご時世なので料金値下げや10GBプランを作ってほしかった
- バンドルされた「付加価値」が不要である
- 値段を下げる方向でいってほしい
- 抱き合わせ販売という印象を受ける。何のメリットも得られないのに値上げだけされるケータイプランには怒りを覚える。ガラホの契約数など割合的にはわずかなのだし、スマホを使えない高齢者なども多いのだから、ケータイプランの値上げはするべきではない
- 本業から外れ始めていると感じる。金融サービス含め、ポイント活用や他社サービスの割引等は、希望者が“選択”できるようにすべき
- 還元がPontaポイントだと使い勝手が悪い
- 追加サービスは新料金プランを作り、利用したい人のみを対象にすべき。使わないサービスをつけ既存ユーザーも含め一律値上げは納得できない
- セット割が前提なのは残念
- 抱き合わせ商法で消費者をばかにしていると感じる
- 割引の条件も複雑でよいところが何もない
- 物価高は分かるが、もっと魅力あるものを取り入れたら多少上がってもついてくるのではないか
- ヘビーユーザーではないので、単純に値上がりしたとしか思えない
- 既存プランから積極的に変更したいと思えない。既存プランまで値上げした場合、ブランドを使い続けたいと思えない
- 条件ありきの割引であり、家族割などは少家族の場合、差別のように感じる
- 強制的にオプション加入させてその金額を上乗せするのは違うと思う
- 使わないau Starlink Directはオプションにして値下げしてほしい
- 海外放題も付くなら1カ月分くらい付けてほしかった。15日は中途半端
- 土管としての利用がメインだから
- 魅力的ではない。今、物価がどんどん上がって通信料だけでなく他の生活費も上がる中での値上げは単純に生活が苦しくなるだけでメリットを感じないというのが正直な意見
- 新プランにせよ、既存のプランの変更にせよ必要ないものを強制的に使わせることでよりインフラ設備が必要だと値上げを正当化しているようにか思えない。金融等関係ない業務に手を出しその資金をユーザーから巻き上げようとしているようにしか見えない
- テザリングだと無制限でない
auの料金プラン、どちらとも言えない理由
どちらとも言えない理由も、やはり値上げに対するネガティブな意見が目立ちました。「容量を抑えて安いプランが欲しい」という声もありましたが、そういう人に最適なUQ mobileに流れる動きが増えるかもしれません。
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- UQほど値上げ幅は大きくない上に追加特典もあるが、旧プランも強制的に値上げされるから
- 見せ方がうまくはない(一部で誤解が生まれている)が、ドコモと比べ妥当だと思う
- お得になる条件にハマる人には良いプランなんでしょうけど、私にはあまり…
- 衛星通信と海外放題は不要で、ローソンが近くに無いので
- 今より330円の値上げはきつい、サービスがあったとしても使わなければ意味がない
- auユーザーだったが高くてUQに変えたのでau自体高くて魅力がない
- 通信が不安定になったことがないのでただの値上げとしか思えないが、容量が増えたことはいいことだ。しかし、普通の人は使い切ることなんかできない。容量を抑えて安いプランが欲しい
- Starlinkのメリットがよく分からない
- ローソン買収やStarlinkの件でARPUを上げたいのは分かるが、使用量が多ければau、少なければUQとうまく差別化していたのが崩れたように感じる
- 求めている物が違う
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