調査リポート
中古スマホ販売台数が6年連続で過去最高に、2029年度は400万台突破も MM総研が調査
MM総研は、2024年度の中古スマートフォン国内市場規模の推移/予測を発表。販売台数は321.4万台(前年度比17.7%増)と過去最高を更新し、新品/中古の合算台数に占める中古比率は10%を超えると予測している。
MM総研は、7月24日に2024年度の中古スマートフォン国内市場規模の推移/予測を発表した。Webアンケートのユーザー調査、中古端末販売事業者への取材、中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」を運営する伊藤忠グループのBelongのデータなどを参考にMM総研が推計したものとなる。
中古スマートフォン市場は2008年度に調査を開始して以来、ほぼ右肩上がりで成長し、6年連続でプラス成長が続いている。2024年度の販売台数は321.4万台(前年度比17.7%増)と過去最高を更新。大手キャリアが取り扱う認定中古品やiPhone整備済製品、Google認定再生品をはじめ、法人の中古需要が増えたことも影響していると考えられる。
同社は2025年度以降の中古スマートフォン販売台数は、2025年度が353万台(同9.8%増)、2026年度が384万台(同8.8%増)、2027年度が396万台(同3.1%増)、2028年度が397万台(同0.3%増)、2029年度が426万台(同7.3%増)、2030年度が454万台(6.6%増)と増加傾向が続くと予想する。また2024年度は新品/中古の合算台数に占める中古比率は9.7%で、2026年度以降は10%を超えると予測している。
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