Adobe、動画編集アプリ「Premiere Rush」を2026年9月30日に廃止へ
Adobeはモバイル動画編集アプリ「Premiere Rush」の提供終了を発表した。2025年9月30日で新規ダウンロードを停止し、2026年9月30日に完全廃止する。後継として、新たにiPhone/iPad版「Adobe Premiere」が9月30日にリリースされる。Android版は開発中だ。
米Adobeは9月5日(現地時間)、2019年から提供しているモバイル版動画編集アプリ「Premiere Rush」の提供を2025年9月30日に終了し、2026年9月30日にはアプリを「廃止」するとサポートページで発表した。同社は前日、「Adobe Premiere」のiPhone/iPadアプリを発表している。
サポートページには、「2025年9月30日以降、Adobe.comまたはモバイルアプリストアからダウンロードできなくなります。その後も、Premiere Rushがすでにインストールされているデバイスでは、2026年9月30日にこのアプリが廃止されるまで、引き続きPremiere Rushをご利用いただけます。これは、iPhone版Premiereとデスクトップ版Premiere Proに置き換えられます。Android 版も開発中です。」とある。
アプリをインストール済みのユーザーは、9月30日以降もアプリを使えるが、2026年9月30日以降は「Creative Cloudのデスクトップアプリから利用できなくなり、Premiere Rushアプリが機能しなくなる可能性があります」という。
PremiereのiPhone/iPad版はApp Storeで予約可能だ。リリース予定日は9月30日になっている。
Android版Premiereは開発中なので、本校執筆現在、Google Play Storeからの予約はまだできない(ページが存在しない)。
関連記事
Adobe、iPhone/iPad向け「Premiere」を9月末に公開 TikTokへの1タップ書き出しも可能
Adobeは、iPhone/iPad向け動画編集アプリ「Premiere」を発表した。9月後半にリリース予定でApp Storeで予約を受け付けている。「Premiere Rush」より高機能で、完成動画を1タップでTikTokなどにエクスポートできる。アドビがスマホ向け「Photoshop」アプリをリリース まずはiPhone(iOS)版から 全機能利用時はサブスク契約が必要
アドビが画像レタッチツール「Photoshop」をスマートフォンアプリ化した。デスクトップ版の機能を厳選して搭載したもので、生成AI機能も利用できる。まずはiPhone版からで、2025年内にAndroid版もリリースするという。アドビ、コンテンツ制作ツール「Adobe Express」のiPadアプリを提供 生成AIで瞬時に画像を作成可能
アドビは、コンテンツ作成ツール「Adobe Express」のiPadアプリの提供を開始した。「Adobe Firefly」の生成AI機能を使って新しい画像を瞬時に生成でき、画像の選択した場所へオブジェクトを挿入したり、不要なオブジェクトを削ったりできる。アドビ、動画編集アプリ「Premiere Rush」のAndroid版を提供開始
アドビが動画編集アプリ「Premiere Rush」のAndroid版を提供開始。日本向けのモーショングラフィックステンプレートも用意し、幅広く使える「縦書き」や「集中線」などを複数追加している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.