ZTEの新折りたたみ「nubia Fold」は“日本発”で誕生 破格の安さでも「他社に負けない」と自信を見せる理由(3/3 ページ)
ZTEが、破格のエントリースマホや安価なフォルダブルスマホを次々と投入し、注目を集めている。同社は2025年12月に突如、横開きの折りたたみスマホ「nubia Fold」を発売した。3世代目になって使い勝手を高めた「nubia Flip 3」も2026年1月に発売した。これら2モデルの狙いをZTEジャパンに聴いた。
販路は現状Y!mobileのみ 修理サポートはiCrackedと連携する
―― 現状、Y!mobileの独占販売になっていますが、ZTE自身でオープンマーケット版を出す予定はありますか。
黄氏 現状はおっしゃるようにY!mobileのみです。今後、他キャリアないしはSIMフリーとしての販売も検討しています。
―― フォルダブルというと、開閉も多いので耐久性を気にする方も多いと思います。壊れたときの修理体制も気になります。
黄氏 基本的な品質は担保しています。本体は、30万回の開閉に耐えられるようテストしていますし、アフターサービスも迅速な対応ができるようにしています。通常の修理はもちろん、交換対応もすぐにできるよう用意しています。これはFlipも同じです。
―― 実店舗で修理できるといいなと思いました。
黄氏 この端末はまだですが、iCrackedさんと提携し、SIMフリーでの店頭修理は開始しています。Y!mobile端末にこれを広げていくとなると、ソフトバンクさんの了承が必要になってきますが、順次、いろいろなチャネルで対応できるよう、体制は整えていくつもりです。
―― nubia Foldは発売済みですが(インタビューは12月下旬に実施)、反響はいかがでしたか。
黄氏 思っていたよりも好評で、数も出ています。
鄧氏 日本で声を聞き、反映させているので、とてもやりやすいですね。初代「nubia Flip」を企画したときも、本社にはまったく企画がない中で日本からやりたいということで実現しました。
―― メモリの価格が高騰していますが、26年もこのコストパフォーマンスは維持できそうでしょうか。
黄氏 全体的にメモリの価格が変動していますが、本社のサプライチェーンとも連携し、他社に負けないようにしていきたいと考えています。場合によっては供給自体できなくなってしまうところも出てきそうですが、弊社はグローバルでの実績で提供し、なおかつ価格も維持していきたいと考えています。
―― 25年からCMに山崎賢人さんを起用されていますが、その効果はありましたか。
黄氏 認知のリサーチも行っていますが、昨年の年初と比較して700%に拡大しています。7倍になったということです。今はOEMメインのマーケットですが、そのマーケットでもnubiaの知名度が求められます。ブランド力が上がれば、キャリアからも採用されやすくなり、評価も高くなります。結果として、今回は楽天モバイルさんからも5年ぶりに端末(nubia S2R)を採用いただけました。
取材を終えて:海外メーカーが日本発で企画することで差別化
話題性は高く、スマホのトレンドにもなっているフォルダブルスマホだが、販売台数はまだまだ限定的。裏を返せば、ここを突破口にシェアを拡大できるチャンスがある。ZTEが相次いでフォルダブルスマホを投入している背景には、いち早く端末を送り出し、トレンドをリードする存在になることを目指す戦略があった。高価格帯の端末が多い中、あえて価格を抑えているのも差別化のためだ。
驚いたのが、その企画が日本発であること。確かに同社のフォルダブルスマホは、グローバルモデルが後から発表されていたが、これは日本版がベースモデルだからこそ。日本のメーカーが日本に投入してから海外に拡大する例は他にもあるが、海外メーカーの主力モデルを日本市場に特化して企画するのは異例だ。この点でも、ZTEは他社と大きく差別化ができているといえる。
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