「LINE教えて」はもう古い? Z世代が初対面でインスタを交換する納得の理由(1/3 ページ)
現代のZ世代にとってLINE交換は「重い」行為へと変化しています。彼らが初対面でLINEではなくInstagramを教え合う背景には、複数アカウントを使い分ける独自の防衛策と、距離感の測り方がありました。連絡先交換の変遷から、若者のリアルなSNS事情をひもときます。
「電話番号、教えてくれる?」──大人世代が若かりし頃、知り合った相手との連絡先交換と言えば、紙に書いた電話番号でした。携帯電話が身近な存在になるまでは、その番号が「家電」(いえでん)なのは当たり前で、相手のお父さんが電話に出るのか、相手が出るのか、緊張しながら呼び出し音を聞いたものです。
携帯電話を持つようになっても、やはり交換していたのは電話番号です。携帯電話を近づけて、赤外線で電話番号を交換するときはドキドキする瞬間でした。その後、メールが使えるようになり、「センター問い合わせ」を繰り返してメールの受信を心待ちにした思い出がある人も多いでしょう。
そしてスマートフォンの時代になり、以前のように電話番号を交換する機会は減ってきたのではないでしょうか。ほとんどの人が友人の連絡先としてLINEのアカウントを交換するようになったからでしょう。
言うまでもなく、国内においてLINEの普及率は高く、総務省の調査によれば、2024年時点で94.9%に達しています。全ての世代でLINEが使われており、確かに電話番号を交換するよりも通話やメッセージを無料で利用できるLINEアカウントを交換した方が便利です。
LINEがサービスを開始した当初は若者がLINEに飛びつき、スマホを振ってアカウントを交換する「ふるふる」を使って「友だち」を増やしていました。その後、IDやQRコードを使って「友だち追加」できるようになり、世代を超えて便利なツールとして利用されています。
……ところが意外なことに、Z世代は初めて知り合った人にLINEを聞かれると、「LINEはちょっと……」「まだLINEは早いよね?」といった反応をします。なぜなら、LINEは極めてプライベートなツールとして認識されており、仲良くできるか分からない人と交換するものではないというのです。
では、何を交換するのか。それは「Instagram」です。
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