ZTEの折りたたみ「nubia Fold」を使って分かった長所と短所 2年6万円台で価格破壊をもたらす1台だ(2/2 ページ)
ソフトバンクがY!mobileブランドから折りたたみスマホ「nubia Fold」を販売している。本機はSnapdragon 8 Eliteを搭載しつつ、購入プログラム適用で実質6万円台という低価格を実現している。独特な画面比率やカメラの仕様に課題はあるが、市場に価格破壊をもたらす有力な選択肢となる1台だ。
大画面だが動画コンテンツの視聴には不向き
普段は通常のスマートフォン同様にコンパクトに持ち歩き、必要に応じて開くと大画面で使用できる、というのが折りたたみ端末に共通のコンセプトだ。実際、地図の表示や、画面を分割して資料を確認しながらメールを作成するなど、マルチタスクには非常に便利だ。
ただし、大画面で映画やゲームを楽しみたいという人には注意が必要だ。前述の通り、画面の比率が正方形に近いため、映画やYouTubeなど16:9のコンテンツは上下が大きく空いてしまい、そこまで大画面で表示できるわけではない。
Kindleでのマンガ表示については、表示は若干小さくなってしまうが、横向きにすれば見開き表示も可能だ。見開きでなければそこそこ大きく表示できるため、好みで使い分けるのがいいだろう。
また、折りたたみという点を生かし、クラムシェルのようにして机上に置けば、スタンドがなくても安定して動画視聴などを行える。インカメラを使ったオンライン会議などにも活用可能だ。
6560mAhの大容量バッテリーを搭載
バッテリー容量は6560mAh。Galaxy Z Fold 7の4400mAhやPixel 10 Pro Foldの5015mAhと比較して、かなりの大容量だ。ソフトバンクのUSB Type-C PD-PPS対応 ACアダプター(SB-AC22-TCPD)を使用すると、約70分で満充電になるとのこと。なお、ワイヤレス充電には非対応となっている。
動作時間に関しては、公式スペックに記載はないのだが、PCMark for Androidのベンチマークテスト結果は9時間37分となった。SNSやメール、ブラウザなど、一般的な使い方であれば1日は十分に持ちそうだ。
コストパフォーマンスに優れた有力な選択肢
nubia Foldは、Snapdragon 8 Eliteの処理性能と、1日持つスタミナを持ちながら、キャリアの購入プログラム利用で実質6万円台から手に入るという、コストパフォーマンスが魅力だ。
一方で、正方形に近い画面比率は動画視聴などのエンタメ用途で好みが分かれる部分であり、カメラ機能も含めてソフトウェアの最適化にはまだ伸びしろを感じる。
「とにかく大画面でマルチタスクをこなしたい」「ゲームの設定を自分好みにカスタマイズするのが好き」というユーザーや、初めての折りたたみスマホとしてコストを抑えて導入したい人にとっては、非常に有力な選択肢となるだろう。GalaxyやPixelが君臨している市場に、いい意味で価格破壊をもたらす1台といえそうだ。
(製品協力:ソフトバンク)
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